2018年3月15日(米国現地時間)から、Googleマップの経路検索に「車椅子対応」オプションが追加されました。
このオプションを選択して経路検索(乗換案内)を行うと、エレベーターが設置されていたり、段差が少ない経路を優先的に表示してくれるため、車椅子の方だけでなく、ベビーカーを利用している親子連れの方等にも便利に利用してもらえるだろう、とのことです。
今回は、この「車椅子対応」の経路検索をする方法を紹介します。
※現在利用できるのは、東京、ロンドン、ニューヨーク、メキシコシティ、ボストン、シドニーの6都市で、今後順次拡大予定とのことです。
「車椅子対応」の経路検索をする方法
※当記事は、Android版のGoogleマップアプリ(バージョン:9.73.3)を使用しています。
1.Googleマップを起動して、画面上部の「ここで検索できます」欄に行き先を入力し、スマホの「検索」キーをタップします。
※ここでは「東京ビッグサイト」と入力します。
2.入力した場所の地図が表示されるので、画面右下の「経路」ボタンをタップします。
3.出発地から行き先までのルート候補一覧が表示されます。
※ここでは出発地を「八王子駅」と入力しました。
4.「電車」マークのタブが選択されていることを確認し、「オプション」をタップします。
※「自動車」マークと「徒歩」マークのタブには、「オプション」は表示されません。
5.「オプション」画面がポップアップで開くので、画面を下方にスクロールして、「車椅子対応」のラジオボタンを選択し、「完了」をタップします。
6.「車椅子対応」を反映したルート候補一覧が表示されるので、試しに、一番上のルートをタップします。
7.選択したルートの詳細画面が開きます。
冒頭に「ご注意ください – 車椅子対応の経路は実際の状況を反映していない場合があります。」と表示されています。
「最適ルート」と「車椅子対応」のルート候補一覧を比較すると?
上記「4.」の「最適ルート」の候補一覧と「6.」の「車椅子対応」の候補一覧を比較すると、「車椅子対応」の1番目と「最適ルート」の2番目が同じルートになっています。
この2つのルートは、出発時刻と到着時刻(移動時間)が同じです。
ルート詳細画面を見ると、電車の乗り換え時や電車を降りてから現地までの徒歩にかかる時間が同じ時間で計算されていました。
この理由は、東京都内はバリアフリー化が進んでいて、徒歩でも車椅子でも同じ時間で移動できるからなのか、まだGoogleマップが車椅子での移動時間表示までは対応していないためなのかはわかりません。
出発時刻が「11:51」に設定されていて、「車椅子対応」の場合は、「最適ルート」1番目の「11:53」発ではなく、次の「12:09」発が候補1番目に来ているのは、もしかしたら、車椅子での移動時間を考慮しているからなのかもしれません。