【Windows 11】エクスプローラーでファイルやフォルダーのパスをコピーする方法

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今回は、Windows 11のエクスプローラーで、ファイルやフォルダーのパスをコピーする方法を紹介します。

パスとは、ファイルやフォルダーがパソコンのどこにあるかを示す住所のような文字列です。たとえば「C:\Users\ユーザー名\Documents\報告書.docx」のように表されます。同僚に保存場所を伝えたいときや、コマンドプロンプトでファイルを指定したいとき、手で入力すると打ち間違いが起こりがちです。Windows 11にはパスをそのままクリップボードにコピーする機能があるので、覚えておくと作業がスムーズになります。

ショートカットキー「Ctrl+Shift+C」でパスをコピーする

もっとも手早いのは、キーボードショートカットを使う方法です。

  1. Windowsキー+Eでエクスプローラーを開きます。
  2. パスを知りたいファイルまたはフォルダーをクリックして選択します。
  3. Ctrl+Shift+Cを押します。
  4. 貼り付けたい場所でCtrl+Vを押します。

キーを押しても画面には何も表示されませんが、これで問題ありません。パスはクリップボードに入っているので、メモ帳などに貼り付けて確認してみましょう。マウスに持ち替えずに操作できるため、ファイル整理の合間にも使いやすい方法です。

右クリックメニューの「パスのコピー」を使う

マウス操作が中心の方は、右クリックメニューからコピーするのが便利です。

  1. エクスプローラーで、対象のファイルまたはフォルダーを右クリックします。
  2. 表示されたメニューから「パスのコピー」を選択します。

Windows 10では、Shiftキーを押しながら右クリックしないとこの項目が表示されませんでしたが、Windows 11では通常の右クリックメニューに含まれています。もしメニューに見当たらない場合は、「その他のオプションを確認」を選ぶか、項目を選択した状態でShift+F10を押すと、従来形式のメニューから選べます。

また、エクスプローラー上部のコマンドバーにある「…」(もっと見る)をクリックしても、「パスのコピー」を選択できます。

アドレスバーから開いているフォルダーのパスをコピーする

今いるフォルダーそのものの場所を伝えたいときは、アドレスバーを使う方法もあります。

右クリックでコピーする

  1. エクスプローラーで目的のフォルダーを開きます。
  2. 画面上部のアドレスバーを右クリックします。
  3. 「アドレスをテキストとしてコピー」を選択します。

キーボードでコピーする

Alt+Dを押すとアドレスバーが選択され、表示がパスの文字列に切り替わります。そのままCtrl+Cを押せばコピーできます。アドレスバーの空いている部分をクリックしても、同じようにパスが文字列で表示されます。

この方法の特徴は、パスがダブルクォーテーション(”)で囲まれずにコピーされる点です。後述するように、用途によってはこちらのほうが扱いやすい場合があります。

ダブルクォーテーション付きでコピーされる理由と外し方

Ctrl+Shift+Cや「パスのコピー」でコピーしたパスは、前後がダブルクォーテーションで囲まれた状態になります。これは、フォルダー名やファイル名に空白が含まれていても、コマンドなどで1つのパスとして正しく認識させるためです。

一方で、エクスプローラーのアドレスバーに貼り付けて移動したい場合や、文書に場所を書き込みたい場合には、ダブルクォーテーションが不要なこともあります。外したいときは、次の方法が便利です。

  • メモ帳に貼り付けて、先頭と末尾の「”」を削除する
  • フォルダーのパスでよければ、アドレスバーからコピーする(最初から囲まれていない)
  • ファイル名を指定して実行(Windowsキー+R)やコマンドで使う場合は、囲まれたまま貼り付けたほうが確実なことが多い

用途に応じてコピー方法を使い分けると、貼り付けたあとに手直しする手間を減らせます。

複数のファイルのパスをまとめてコピーする

パスのコピーは、複数のファイルを同時に選んでも使えます。

  1. Ctrlキーを押しながらクリックして、必要なファイルを選択します(連続した範囲はShiftキー+クリック、フォルダー内のすべてはCtrl+A)。
  2. Ctrl+Shift+Cを押すか、右クリックして「パスのコピー」を選びます。
  3. メモ帳やExcelに貼り付けます。

貼り付けると、1行に1つずつパスが並んだ一覧になります。共有フォルダー内の資料をまとめて案内したいときや、ファイルの一覧表を作りたいときに役立ちます。Excelに貼り付ければ、そのまま表として整理することもできます。

パスのコピーを便利に使うためのTips

パスのコピーは、ほかの機能と組み合わせることで活用の幅が広がります。

クリップボード履歴と組み合わせる

Windowsキー+Vで開くクリップボード履歴をオンにしておくと、複数のパスを順番にコピーしてから、まとめて貼り付けることができます。設定アプリの「システム」→「クリップボード」で「クリップボードの履歴」をオンにしておきましょう。

ファイルを開くダイアログに貼り付ける

アプリで「ファイルを開く」や「名前を付けて保存」の画面を開いたとき、ファイル名の欄やアドレスバーにパスを貼り付けると、目的の場所へ一度に移動できます。深い階層のフォルダーをたどる手間を省けるので、同じ場所を何度も使うときに便利です。

ターミナルやコマンドプロンプトで使う

Windows ターミナルやPowerShellでファイルを指定する際、パスを貼り付ければ入力ミスを防げます。空白を含むパスでも、ダブルクォーテーションで囲まれているため、そのまま扱えることが多いです。

保存場所を共有するときの注意

社内の共有フォルダーの場所を伝える場合、自分のパソコンでのドライブ文字(例:Z:)は、相手の環境では異なることがあります。共有フォルダーは、ネットワークの場所から開いた状態でパスをコピーすると、「\\サーバー名\フォルダー名」形式のパスになり、相手にも伝わりやすくなります。また、ユーザー名を含むパスは個人の環境によって変わるため、共有前に内容を確認しておくと安心です。

まとめ

Windows 11のエクスプローラーでは、いくつかの方法でファイルやフォルダーのパスをコピーできます。

  • Ctrl+Shift+Cで、選択したファイルやフォルダーのパスをすばやくコピーできる
  • 右クリックメニューやコマンドバーの「パスのコピー」からもコピーできる
  • アドレスバー(Alt+D)からは、開いているフォルダーのパスをダブルクォーテーションなしでコピーできる
  • 複数のファイルを選択すると、パスを1行ずつまとめてコピーできる
  • クリップボード履歴やファイルを開くダイアログと組み合わせると、さらに便利に使える

パスを手で入力する機会が多い方は、まずCtrl+Shift+Cから試してみてください。保存場所の共有やファイル指定が手早くなり、日々のパソコン作業が少し楽になります。