今回は、Windows 11のクリップボード履歴機能を使って、過去にコピーしたテキストや画像を簡単に貼り付ける方法を紹介します。
クリップボード履歴とは
クリップボード履歴は、Windows 11に搭載された便利な機能です。通常のクリップボードは1つの項目しか保存できませんが、この機能を使えば複数のコピー項目を保存し、必要なときに呼び出すことができます。テキストだけでなく、画像やHTMLなども保存可能です。
クリップボード履歴の有効化方法
クリップボード履歴を使うには、まず機能を有効にする必要があります。以下の手順で簡単に設定できます:
- スタートメニューから「設定」を開きます。
- 左側のメニューから「システム」を選択します。
- 右側のリストを下にスクロールし、「クリップボード」をクリックします。
- 「クリップボードの履歴」のトグルスイッチをオンにします。
クリップボード履歴の使い方
クリップボード履歴を有効にしたら、以下の手順で使用できます:
- 通常通り、テキストや画像をコピーします(Ctrl+Cなど)。
- 貼り付けたい場所で、Windows キー + V を押します。
- クリップボード履歴のウィンドウが表示されます。
- 履歴から貼り付けたい項目をクリックします。
クリップボード履歴の便利な機能
ピン留め
頻繁に使う項目は、ピン留めしておくと便利です。ピン留めした項目は、パソコンを再起動しても消えません。項目の右側にあるピンアイコンをクリックするだけで設定できます。
クリア機能
履歴をクリアしたい場合は、設定画面の「クリップボード」セクションにある「クリア」ボタンを使用します。または、クリップボード履歴ウィンドウ上部の「すべてクリア」オプションでも可能です。
注意点
クリップボード履歴には、いくつかの制限があります:
- 保存できる項目数は最大25個までです。
- 1項目あたりの最大サイズは4MBです。
- パソコンを再起動すると、ピン留めした項目以外は消去されます。
まとめ
Windows 11のクリップボード履歴機能は、日々の作業を効率化する強力なツールです。複数の項目を簡単に保存・呼び出しできるため、コピー&ペーストの手間を削減することができます。