今回は、Windows11の画面録画で音声を入れる設定と確認ポイントを紹介します。操作手順を残したい、アプリの使い方を家族や同僚に共有したい、ゲームや作業画面を記録したいとき、画面だけでなく音声も入っていると内容が伝わりやすくなります。一方で、録画したあとに音が入っていない、マイク音だけ小さい、不要な通知音まで入ってしまうといった悩みも起こりがちです。録画を始める前に入力先、音量、保存場所を確認しておくと、撮り直しを減らせます。
Windows11で画面録画するときの基本
Windows11では、標準機能やアプリを使って画面録画を行えます。代表的なのは、ゲームバーを使った録画や、Snipping Toolの画面録画です。どちらを使う場合でも、音声を含めたいときは録画対象だけでなく、マイクやシステム音の設定を確認する必要があります。
画面録画の音声は、主にパソコンから出る音とマイクから入る声に分けて考えると整理しやすくなります。パソコンから出る音は、アプリの再生音、通知音、動画の音声などです。マイク音は、自分の説明や周囲の音です。どちらを入れたいのかを先に決めておくと、設定の確認漏れを防げます。
録画の目的が操作説明ならマイク音が重要です。アプリの動きを残すだけならシステム音は不要なこともあります。会議や動画の音を記録する場合は、権利や利用条件にも注意が必要です。自分で作った説明や、許可された内容を扱う範囲で使いましょう。
録画前に確認したい音声の種類
録画に入る前に、どの音を残すかを決めます。必要な音だけを入れるほうが、あとから見返したときに分かりやすくなります。
- 自分の声を入れる
- アプリやゲームの音を入れる
- 操作中の通知音は入れない
- 周囲の雑音をできるだけ入れない
- 説明用に短いテスト録画を作る
たとえば、操作マニュアル用の動画なら、自分の声と操作画面が中心です。音楽や通知音は必要ない場合が多いです。ゲームの記録なら、ゲーム音とマイク音のバランスが大切です。このように目的ごとに必要な音が変わるため、録画を始める前に決めておくと設定しやすくなります。
マイクを使う前の設定確認
マイク音を入れる場合は、Windows11側で正しい入力デバイスが選ばれているか確認します。ノートパソコンの内蔵マイク、USBマイク、ヘッドセットのマイクなど、複数の入力機器があると、意図しないマイクが選ばれていることがあります。
確認の流れは次の通りです。
- スタートメニューから「設定」を開く
- 「システム」を選ぶ
- 「サウンド」を開く
- 「入力」で使いたいマイクを選ぶ
- 入力音量の反応を確認する
マイクに向かって話したとき、入力レベルが反応していれば基本的な接続はできています。反応が弱い場合は、マイクの位置を近づける、入力音量を調整する、別のマイクが選ばれていないか確認する、といった順番で見直します。
録画に使うアプリ側にもマイクのオン、オフ設定がある場合があります。Windowsのサウンド設定でマイクが使えていても、録画アプリ側でマイクが無効なら声は入りません。録画ボタンの近くにあるマイクアイコンや設定項目を確認してから始めましょう。
システム音を入れるときの注意点
パソコンから出る音を録画に入れる場合は、録画中に鳴る音がそのまま入ることがあります。動画の説明に必要な音だけでなく、通知音、メッセージ着信音、別アプリの再生音も混ざる可能性があります。
不要な音を避けるには、録画前に次の準備をしておくと扱いやすくなります。
- 通知を一時的にオフにする
- 録画に不要なアプリを閉じる
- ブラウザーの不要なタブを閉じる
- 音量ミキサーでアプリごとの音量を確認する
- 録画中に自動再生される音がないか確認する
Windows11では、クイック設定や設定アプリから音量を調整できます。アプリごとの音量を変えたい場合は、サウンド設定の音量ミキサーを確認します。説明動画では、必要なアプリの音だけ残し、通知や音楽再生アプリの音量を下げておくと聞きやすくなります。
ゲームバーで録画する場合の確認ポイント
ゲームバーを使うと、ショートカットキーから録画を始められます。録画の開始や停止をすばやく行えるため、アプリ操作やゲーム画面を残したいときに便利です。利用する場合は、録画の前にキャプチャ関連の設定を確認しておきます。
一般的な確認ポイントは次の通りです。
- ゲームバーが有効になっているか確認する
- 録画対象のアプリを前面に表示する
- マイクを使う場合はマイクアイコンの状態を確認する
- 短いテスト録画を行う
- 保存された動画を再生して音声を確認する
録画中にマイクをオンにしたつもりでも、実際のファイルに声が入っていないことがあります。原因は、マイクの選択違い、アプリ側のマイク無効、入力音量の不足などです。本番の前に十秒程度のテストを行い、声とアプリ音の両方を確認しておくと安心です。
Snipping Toolで画面録画する場合の使い分け
Snipping Toolは、スクリーンショットだけでなく画面録画にも使える場合があります。範囲を選んで録画したいときに向いており、画面全体ではなく必要な部分だけ残したい場面で使いやすいです。
操作説明を作る場合は、不要な部分を映さないことも大切です。個人情報、ブラウザーのお気に入り、デスクトップ上のファイル名などが映り込むことがあります。録画範囲を狭くすると、見せたい部分に集中できます。
音声を入れる場合は、Snipping Tool側のマイクやシステム音の設定を確認します。機能の表示は更新状況によって異なる場合があるため、録画開始前にアイコンや設定項目を見て、どの音が入る状態なのかを確認しましょう。
音量バランスを整えるコツ
録画でよくある失敗は、声が小さい、アプリ音が大きすぎる、音が割れる、といった音量バランスの問題です。画面がきれいに録れていても、音が聞き取りにくいと内容が伝わりにくくなります。
バランスを整えるには、最初にマイク音を基準にします。自分の声が自然に聞こえる音量にしてから、アプリ音を少し下げると説明が聞き取りやすくなります。動画やゲーム音を主役にしたい場合でも、マイクで話す場面ではアプリ音が声を邪魔しないように調整します。
本番前の短いテスト録画は、画面録画の失敗を減らすための有効な習慣です。録画後にファイルを開き、声、アプリ音、不要な通知音、映り込みを確認しましょう。問題があれば、長く録る前に修正できます。
録画中に気を付けたいこと
録画中は、画面と音声の両方が記録されます。操作説明を作る場合は、マウスの動きが速すぎると見返したときに分かりにくくなります。クリック前に少し止める、画面が切り替わったら一呼吸置く、説明と操作のタイミングを合わせると見やすくなります。
音声面では、キーボードの打鍵音、机の振動、エアコンや周囲の会話が入ることがあります。内蔵マイクは周囲の音を拾いやすい場合があるため、可能ならヘッドセットや外付けマイクを使うと声を拾いやすくなります。
また、録画中に個人情報が表示されないように注意します。メール通知、チャットのポップアップ、アカウント名、保存先のフォルダー名などは、必要に応じて非表示にしておきます。説明用の画面をあらかじめ準備しておくと、録画中に慌てにくくなります。
保存後に確認する項目
録画が終わったら、保存された動画をその場で再生して確認します。録画時間が長い場合でも、冒頭、中盤、最後だけでも確認しておくと、音声トラブルに気づきやすくなります。
確認したい項目は次の通りです。
- マイク音が入っているか
- システム音が必要な範囲で入っているか
- 音量が小さすぎないか
- 不要な通知音や雑音が入っていないか
- 個人情報や不要な画面が映っていないか
- 保存場所とファイル名が分かりやすいか
ファイル名には、内容や日付を入れておくと後から探しやすくなります。「画面録画1」のような名前が増えると管理しにくいため、「設定手順_マイク確認_2026-08」のように目的が分かる名前にしておくと便利です。
まとめ
Windows11で画面録画に音声を入れるときは、マイク音とシステム音を分けて考え、録画前に入力デバイス、音量、通知、録画アプリ側の設定を確認することが大切です。短いテスト録画を行えば、声が入っていない、アプリ音が大きすぎる、不要な音が混ざるといった問題を早めに見つけられます。
画面録画は、設定よりも準備の差が仕上がりに出やすい作業です。録画範囲を整え、必要な音だけを残し、保存後にすぐ確認する流れを作っておくと、説明用の動画や作業記録を扱いやすくなります。