今回は、横長で撮影した写真を縦長に変更する方法を紹介します。
スマートフォンやデジタルカメラで撮影した写真の向きを後から変更したい場合があるかと思いますが、iPhoneやWindowsの標準機能を使って、簡単に写真の向きを変更する方法を解説します。
iPhoneで横長の写真を縦長に変更する方法
iPhoneの標準アプリ「写真」を使って、横長の写真を縦長に変更することができます。
以下の手順で簡単に実行できます。
1. 「写真」アプリを開き、編集したい写真を選択します。
2. 画面右上の「編集」をタップします。
3. 画面下部の切り抜き/回転ボタンをタップします。
4. 画面右上のアスペクト比変更ボタンをタップします。
5. 「4:3」を選択し、表示される垂直ボタンをタップします。
6. これで写真が横3:縦4のアスペクト比で切り抜かれます。
7. 必要に応じて、写真を左右にドラッグして切り抜く範囲を調整します。
8. 画面右下のチェックボタンをタップして変更を確定します。
この方法では、写真を90度回転させるのではなく、縦長に切り抜くことで、被写体の向きを自然に保ったまま縦長の写真に変更できます。ただし、切り抜くことで画像の一部が失われるため、元の写真の構図によっては望ましくない結果になる場合があります。
Windowsで横長の写真を縦長に変更する方法
Windows 10では、標準の「フォト」アプリを使って写真の向きを変更できます。
以下の手順で操作します。
1. タスクバーの検索ボックスに「フォト」と入力し、アプリを起動します。
2. 編集したい写真を選択します。
3. 画面上部の「画像の編集」(または Ctrl + E)をクリックします。
4. 「トリミング」を選択します。
5. 下部のツールバーから以下のオプションを選択できます:
・時計回りまたは反時計回りに回転
・プリセット縦横比を使用
・画像を垂直方向または水平方向に反転
・スライダーを使用して自由に回転
6. 必要な調整を行った後、変更を保存します。
Windowsの「フォト」アプリでは、トリミング機能を使って写真の向きを変更できるだけでなく、光や色の調整、フィルターの適用なども可能です。これにより、写真の全体的な見た目を改善することができます。
写真の向きを変更する際の注意点
写真の向きを変更する際は、以下の点に注意しましょう。
1. 画質の低下:特に切り抜きを行う場合、画素数が減少し、画質が低下する可能性があります。ただし、最新のスマートフォンカメラで撮影した高解像度の写真であれば、多少の切り抜きでも十分な画質を維持できることが多いです。
2. 構図の変化:横長から縦長に変更すると、写真の構図が大きく変わります。元の写真の魅力を損なわないよう、慎重に切り抜く範囲を選択することが重要です。
3. 元データの保持:多くの場合、編集前の元データは保持されています。そのため、編集結果に満足できない場合は元の状態に戻すことができます。
4. 用途に応じた選択:写真の使用目的(SNSへの投稿、印刷など)に応じて、最適な向きとアスペクト比を選択することが大切です。
5. Exifデータへの影響:一部の編集方法では、写真のExifデータ(撮影情報)が変更される可能性があります。重要な撮影情報を保持したい場合は、注意が必要です。
まとめ
横長の写真を縦長に変更する方法について、iPhoneとWindowsの標準機能を使った手順を紹介しました。どちらの方法も、特別なソフトウェアをインストールすることなく、簡単に実行できます。
写真の向きを変更する際は、画質の低下や構図の変化に注意しながら、目的に応じた最適な編集を行うことが重要です。また、元のデータは保持されていることが多いので、試行錯誤しながら最適な結果を得ることができます。