今回は、Microsoft社の最新オペレーティングシステムであるWindows 11と、同社が提供するクラウドストレージサービスのOneDriveについて紹介します。
これらを組み合わせることで、どのような便利な機能が使えるのかを解説します。
Windows 11の特徴と新機能
Windows 11は、2021年10月にリリースされた最新のWindowsバージョンです。前バージョンのWindows 10から6年ぶりの大型アップデートとなり、ユーザーインターフェースや機能面で多くの改善が施されています。
デザインの刷新
Windows 11では、よりモダンで美しいデザインが採用されています。スタートメニューが画面中央に配置されるなど、視覚的な変更が多く加えられました。また、サウンドも一新され、より洗練された印象を与えます。
生産性の向上
新しいスナップ機能により、複数のウィンドウを効率的に配置できるようになりました。また、仮想デスクトップ機能も強化され、作業の整理がしやすくなっています。
セキュリティの強化
Windows 11では、セキュリティ機能が大幅に強化されています。VBS(仮想化ベースのセキュリティ)が最適化され、システムの重要部分をより安全に保護できるようになりました。
OneDriveの基本機能と特徴
OneDriveは、Microsoftが提供するクラウドストレージサービスです。Windows 11と緊密に連携し、ファイルの保存や共有を簡単に行うことができます。
クラウドストレージ
OneDriveを使用すると、大量の写真やファイルをクラウド上に保存できます。基本プランでは5GBの無料ストレージが提供され、有料プランではさらに大容量のストレージを利用できます。
ファイル同期
OneDriveの最大の特徴は、複数のデバイス間でファイルを自動的に同期できることです。PCで作成したファイルを、スマートフォンやタブレットからすぐに確認・編集することができます。
ファイル共有と共同編集
OneDriveを使えば、ファイルやフォルダを簡単に他のユーザーと共有できます。また、Microsoft 365と連携することで、Word、Excel、PowerPointなどのファイルをリアルタイムで共同編集することも可能です。
Windows 11とOneDriveの連携による利点
Windows 11とOneDriveを組み合わせることで、より効率的な作業環境を構築できます。
シームレスな統合
Windows 11のエクスプローラーにOneDriveが統合されているため、ローカルファイルとクラウド上のファイルを同じように扱うことができます。ファイルの保存先を意識することなく、自然にクラウドストレージを利用できます。
自動バックアップ
OneDriveの設定で「PCフォルダーバックアップ」を有効にすると、デスクトップ、ドキュメント、画像フォルダーの内容が自動的にOneDriveにバックアップされます。これにより、重要なファイルを失うリスクを大幅に減らすことができます。
どこからでもアクセス可能
OneDriveに保存されたファイルは、インターネットに接続できる環境であれば、どこからでもアクセスできます。外出先でも、スマートフォンやタブレットからWindows 11で作成したファイルを確認・編集することができます。