【Windows 11】Webページの画像を保存する方法

この記事は約6分で読めます。

今回は、Windows 11でWebページに表示されている画像を保存する方法を紹介します。
Microsoft Edgeを使った基本的な画像保存の手順から、ページ全体をキャプチャする便利な機能まで、様々な保存方法を解説します。

Microsoft Edgeで個別の画像を保存する方法

Windows 11の標準ブラウザであるMicrosoft Edgeでは、Webページに表示されている画像を簡単に保存することができます。以下の手順で操作します。

右クリックメニューを使った画像保存

  1. Microsoft Edgeを起動し、画像が表示されているWebページを開きます。
  2. 保存したい画像の上で右クリックします(タッチパネルの場合は長押し)。
  3. 表示されたメニューから「名前を付けて画像を保存」を選択します。
  4. 「名前を付けて保存」ダイアログが表示されるので、保存先を選択し、必要に応じてファイル名を変更します。
  5. 「保存」ボタンをクリックして画像を保存します。

標準設定では「ダウンロード」フォルダに保存されますが、「ピクチャ」フォルダなど任意の場所に変更することもできます。

ドラッグ&ドロップでの保存方法

別の方法として、Webページの画像をドラッグ&ドロップで保存することも可能です。

  1. 保存したい画像の上でマウスの左ボタンを押したまま(ドラッグ)、デスクトップや任意のフォルダにドロップします。
  2. 画像がコピーされ、指定した場所に保存されます。

Microsoft EdgeのWebキャプチャ機能を使う

Microsoft Edgeには「Webキャプチャ」という機能があり、Webページの一部または全体をキャプチャして画像として保存することができます。

Webキャプチャ機能の使い方

  1. Microsoft Edgeでキャプチャしたいページを表示します。
  2. 画面右上の「…」(設定など)をクリックし、メニューから「スクリーンショット」を選択します。
  3. または、ショートカットキー「Ctrl+Shift+S」を押します。
  4. 画面上部に表示されるメニューから、以下のいずれかを選択します:
    • 「エリアをキャプチャする」:ページの一部分を選択してキャプチャ
    • 「ページ全体をキャプチャ」:スクロールして見えない部分も含め、ページ全体をキャプチャ
  5. 「エリアをキャプチャする」を選んだ場合は、マウスでキャプチャしたい部分をドラッグして選択します。
  6. キャプチャが完了すると、以下のオプションが表示されます:
    • 「保存」:画像をファイルとして保存(デフォルトではダウンロードフォルダに保存されます)
    • 「コピー」:画像をクリップボードにコピー(他のアプリケーションに貼り付けられます)

キャプチャした画像の編集

Webキャプチャ機能では、キャプチャした画像に手書きのメモや印を追加することもできます。

  1. キャプチャ後、画面上部に表示される編集ツールを使用します。
  2. ペンツールを選択すると、色や線の太さを変更できます。
  3. 画像に必要な注釈を追加したら、「保存」または「コピー」ボタンをクリックします。

Webキャプチャボタンをツールバーに表示する設定

頻繁にWebキャプチャ機能を使用する場合は、ツールバーにボタンを表示しておくと便利です。

  1. Microsoft Edgeの画面右上の「…」(設定など)をクリックし、「設定」を選択します。
  2. 左側のメニューから「外観」を選択します。
  3. 右側のメニューから「ツールバー」をクリックします。
  4. 画面を下方にスクロールして、「スクリーンショット ボタン」のスイッチをオンにします。
  5. ツールバーにスクリーンショットボタンが表示されるようになります。

Webページ全体を保存する方法

Webページの画像だけでなく、ページ全体を保存したい場合、Microsoft Edgeでは、Webページをさまざまな形式で保存することができます。

  1. Microsoft Edgeで保存したいWebページを表示します。
  2. 画面右上の「…」(設定など)をクリックし、「その他のツール」にマウスポインターを合わせ、「名前を付けてページを保存」を選択します。
  3. または、キーボードショートカット「Ctrl+S」を使用します。
  4. 「名前を付けて保存」ダイアログが表示されるので、以下のファイル形式から選択します:
    • 「Webページ、すべて」:HTMLファイルと関連するファイル(画像など)を含むフォルダが作成されます
    • 「Webページ、HTMLのみ」:HTMLファイルのみが保存されます(画像は含まれません)
    • 「Webページ、単一ファイル」:MHTMLファイルとして保存され、1つのファイルにすべてのコンテンツが含まれます
  5. 保存先とファイル名を指定し、「保存」ボタンをクリックします。

スクリーンショットを使った画像保存

Windows 11の標準機能を使ってWebページの画像を保存する方法もあります。

スクリーンショットの撮影方法

  1. PrintScreen(PrtSc)キーを押すと、画面全体がキャプチャされます。
  2. Alt+PrintScreenを押すと、現在アクティブなウィンドウのみがキャプチャされます。
  3. Windows+Shift+Sを押すと、「Snipping Tool」が起動し、画面の一部を選択してキャプチャできます。
  4. キャプチャした画像はクリップボードに保存されるので、ペイントやWord、Excelなどのアプリに貼り付けて利用できます。

Windows 11では、PrintScreenキーを押すと「Snipping Tool」が起動する設定になっている場合があります。設定は「設定」アプリの「アクセシビリティ」→「キーボード」から変更可能です。

画像の著作権に関する注意点

Webページの画像を保存する際は、著作権や肖像権に注意する必要があります。一般的に、以下のポイントを守ることが重要です。

  • 個人で楽しむ目的以外で画像を使用する場合は、著作権者の許可が必要な場合があります。
  • 商用利用や公開には、特に注意が必要です。
  • 画像に写っている人物がいる場合は、肖像権にも配慮しましょう。
  • 可能な限り、画像の出典を明記することが推奨されます。

まとめ

Windows 11でWebページの画像を保存する方法はいくつかあります。Microsoft Edgeの右クリックメニュー、Webキャプチャ機能、Windows標準のスクリーンショット機能など、目的に応じて適切な方法を選ぶことができます。特にEdgeのWebキャプチャ機能は、ページ全体を一度にキャプチャできる機能です。

ただし、画像の保存・使用に関しては著作権や肖像権に配慮することが重要です。個人で楽しむ範囲を超える利用の場合は、権利者の許可を得ることが重要です。