お店やネット通販等で、Kyash(キャッシュ)やLINE Payを使って支払いをすると、マネーフォワードMEで、家計(支出)の管理がしやすくなります。
今回は、このKyashやLINE Payで支払って家計を管理しやすくする方法を紹介します。
「Kyash」については、こちらを参照ください。
「LINE Pay」については、こちらを参照ください。
KyashやLINE Payで支払いをすると?
まず、KyashやLINE Payで支払いをするとどうなるかについてです。
クレジットカードや電子マネーで支払うと、支払いデータの反映が遅い
クレジットカードは、カード会社や買い物をしたお店によりますが、カードで支払いをしてから数日~1週間以上後等、スマホのクレジットカードアプリやWebサイトの「ご利用明細」に反映されるまでに時間がかかります。
マネーフォワードMEでのデータ取得も、それに連動しているため、同じく時間がかかります。
Suicaやnanaco、WAON、楽天Edy等のFeliCaによるタッチ決済式の電子マネーは、支払いやチャージをすると、各電子マネーのアプリやApple Pay、Google Payの「履歴」にはすぐに反映されますが、マネーフォワードME(や他の家計簿アプリ等)には、翌日にならないとデータが反映されません。
KyashやLINE Pay、デビットカードで支払うと、すぐに支払いデータが反映される
KyashやLINE Payで支払い・チャージをすると、各アプリにはすぐに反映されて、マネーフォワードMEにも、「更新」をクリックすると、即データが反映されます。
また、銀行が発行するデビットカードでも、支払いをすると、即預金口座から代金が引き落とされて、銀行アプリやマネーフォワードMEにも、すぐにデータが反映されます。
Kyashにデビットカードを紐付けるか、LINE Payに銀行口座やセブン銀行ATMからチャージをすると、マネーフォワードMEで「更新」をクリックして、それらすべてから即データが反映されます(銀行口座の入出金も、即データが反映されます)。
※それぞれ代金が引き落とされるタイミングで、KyashやLINE Pay、銀行アプリ、マネーフォワードMEにデータが反映されます。通販サイト等によっては、代金の引き落としが注文後にすぐではなく、商品の発送時の場合もあり、その場合はその時点まで支払いデータが反映されません。
※PayPay、楽天ペイ、Origami Pay、メルペイ、d払い等のコード決済方式の電子マネーは、LINE Pay以外は、マネーフォワードMEの「登録可能サービス」に入っていません(2019年7月現在)。
Kyashで支払いをした例
次に、実際にKyashで支払いをした際のマネーフォワードME「家計簿」ページの自動記帳の例です。
上記画像では、通販サイトのAmazonで買い物をした際に、Kyash(楽天銀行デビットカード(Visa)を支払い元に登録)で支払いをしました。その際、Kyashは残高0円の状態で、自動チャージの設定により、楽天銀行デビットカード(Visa)からKyashにAmazonでの支払い金額分が自動チャージされました。
この1回の買い物で、マネーフォワードMEには、「登録可能サービス」に登録した3つのデータ取得元から、4行の自動記帳がされました。
1.Amazon.co.jp:Amazonの「注文履歴」のデータを取得(Amazonは、注文してから10分後ぐらいからデータ取得が可能になります)(「計算対象外」に設定)
2.楽天銀行:楽天銀行の「入出金明細」のデータを取得(「振替」に設定)
3.Kyash:Kyashの「履歴」データから自動チャージをしたデータを取得(「振替」に設定)
4.Kyash:Kyashの「履歴」データから支払いをしたデータを取得
「1」~「4」を全部家計簿の計算に反映させると、「当月収入」「当月支出」の金額が重複して計上されてしまうので、「4」以外は、家計簿の「計算対象外」や「振替」にして、計上されないようにしています。
KyashやLINE Payで支払って家計を管理しやすくする方法
最後に、KyashやLINE Payで支払って家計を管理しやすくする方法です。
といっても、新たに何か操作をするわけではなく、上記のとおり、KyashやLINE Payで支払いをすると、マネーフォワードMEにすぐに支払いデータを反映させることができるので、買い物をするたびに、その都度、ほぼリアルタイムにその月の家計(収支)を把握できるようになります。
そのような状態になることで、支出が予定よりもオーバーしていれば、次の買い物から金額を減らしたり、買い物を取りやめる等して、家計を節約することもできます。
補足・注意点
当記事では、家計を管理しやすくする方法として、KyashやLINE Payで支払うことを提案しています。
しかし、Kyashは支払い金額の2%還元(月の合計支払い金額ではなく、1回の支払い金額ごとに還元額を計算し、その際、1円未満は切り捨てになります)で、LINE Payは「マイカラー」やキャンペーン、支払い方法により、還元率が変化します。
他のPayPayやd払い、その他の電子マネー類の方が、キャンペーンやチャージ・支払いに使うクレジットカードの組み合わせ等によって、還元率が高いことが多いかと思います。
家計を節約するには、そういった還元率の高い支払い方法を利用するのが良いかと思います。
当記事では、KyashやLINE Payで支払いをして、マネーフォワードMEで「家計を管理しやすくする」、ということに主眼を置いているため、それ(KyashやLINE Payで支払いをすること)が必ずしも「家計の一番の節約方法」にはならない、ということは、ご了承ください。