今回は、Windows 11のエクスプローラーで、よく使うフォルダーをクイックアクセスにピン留めする方法と、ピン留めしたフォルダーを使いやすく整理するコツを紹介します。
エクスプローラーのクイックアクセスとは
クイックアクセスは、エクスプローラーの左側にあるナビゲーションウィンドウと「ホーム」画面に表示される、よく使う場所への近道です。フォルダーをピン留めしておくと、深い階層にあるフォルダーでもワンクリックで開けるようになります。
Windows 11(バージョン22H2以降)では、次のフォルダーが最初からクイックアクセスにピン留めされています。
- デスクトップ
- ダウンロード
- ドキュメント
- ピクチャ
- ミュージック
- ビデオ
これらに加えて、仕事用のフォルダーや共有フォルダーなど、自分がよく開く場所を追加していくのがクイックアクセスの基本的な使い方です。
フォルダーをクイックアクセスにピン留めする手順
右クリックメニューからピン留めする
もっとも基本的な方法です。
- Windowsキー+Eを押して、エクスプローラーを開きます。
- ピン留めしたいフォルダーまで移動します。
- フォルダーを右クリックし、「クイック アクセスにピン留めする」を選びます。
ピン留めしたフォルダーは、左側のナビゲーションウィンドウと「ホーム」画面の「クイック アクセス」欄に追加されます。タッチ操作のパソコンでは、フォルダーを長押しすると同じメニューが表示されます。
開いているフォルダーをそのままピン留めする
いま開いているフォルダーをピン留めしたいときは、左側のナビゲーションウィンドウにある「ホーム」や「クイック アクセス」付近へ、アドレスバーのフォルダーアイコンをドラッグする方法もあります。うまく追加できない場合は、一つ上の階層に戻ってから右クリックでピン留めすると確実です。
ネットワーク上の共有フォルダーもピン留めできる
社内の共有フォルダーや、NASのフォルダーなどもピン留めの対象にできます。毎回アドレスを入力したり、「ネットワーク」から探したりする手間が省けるため、よく使う共有フォルダーほどピン留めしておくと便利です。ただし、ネットワークに接続していないときは開けない点に注意しましょう。
ピン留めを外す方法
使わなくなったフォルダーは、ピン留めを外して一覧をすっきりさせましょう。
- ナビゲーションウィンドウまたは「ホーム」画面で、外したいフォルダーを右クリックします。
- 「クイック アクセスからピン留めを外す」を選びます。
ピン留めを外しても、フォルダー本体や中のファイルが削除されるわけではありません。あくまで近道が消えるだけなので、安心して整理できます。
ピン留めしたフォルダーを使いやすく整理するコツ
ドラッグで並び順を変える
ナビゲーションウィンドウのピン留めフォルダーは、ドラッグして上下に動かすことで並び順を変えられます。よく使う順に上から並べると、目的のフォルダーを探す時間が短くなります。
ピン留めする数を絞る
便利だからといって何でもピン留めすると、一覧が長くなり、かえって探しにくくなります。毎日のように開くフォルダーを中心にし、プロジェクトが終わったら外すなど、定期的に見直すとよいでしょう。
作業ごとのまとめフォルダーを作る
関連するフォルダーが多い場合は、それらをまとめた親フォルダーを1つだけピン留めする方法もあります。たとえば「進行中の案件」というフォルダーを作り、その中に各案件のフォルダーを置けば、クイックアクセスの一覧を短く保ちながら目的の場所へすばやく移動できます。
フォルダー名をわかりやすくする
クイックアクセスにはフォルダー名がそのまま表示されます。似た名前のフォルダーが並ぶと区別しにくいため、「2026_請求書」「共有_営業資料」のように、内容がわかる名前に変えておくと選び間違いを防げます。
標準のフォルダーを外してしまったときの戻し方
「ダウンロード」や「ドキュメント」など、最初からピン留めされていたフォルダーを外してしまった場合も、元に戻せます。
- エクスプローラーを開き、左側の「ホーム」を選びます。
- アドレスバーの左にある上向き矢印(一つ上の階層へ)を選びます。
- デスクトップ、ドキュメント、ダウンロードなどのフォルダーが表示されるので、戻したいフォルダーを右クリックします。
- 「クイック アクセスにピン留めする」を選びます。
ホーム画面をピン留めフォルダー中心にする設定
エクスプローラーの「ホーム」には、ピン留めしたフォルダーのほかに、最近使ったファイルやよく使うフォルダーも表示されます。ピン留めしたフォルダーだけを見やすくしたいときや、ほかの人と画面を共有する場面で履歴を表示したくないときは、表示内容を調整できます。
- エクスプローラーのコマンドバーにある「…」(もっと見る)を選び、「オプション」を開きます。
- 「全般」タブの「プライバシー」欄で、「最近使用したファイルを表示する」「頻繁に使用されるフォルダーを表示する」のチェックを外します。
- 「適用」を選び、「OK」で閉じます。
同じ画面の「消去」ボタンを使うと、エクスプローラーの履歴をまとめて消すこともできます。また、「エクスプローラーで開く」の項目を「PC」に変えると、エクスプローラーを開いたときにドライブ一覧から始められます。自分の使い方に合わせて選びましょう。
クイックアクセスを活用するちょっとした工夫
- ファイルの保存先として使う:アプリの「名前を付けて保存」画面にもナビゲーションウィンドウが表示されるため、ピン留めしたフォルダーをすぐに保存先として選べます。
- ドラッグ&ドロップの移動先にする:ファイルをナビゲーションウィンドウのピン留めフォルダーへドラッグすれば、フォルダーを開かずに移動やコピーができます。
- タスクバーのジャンプリストと併用する:タスクバーのエクスプローラーアイコンを右クリックすると、ピン留めした場所が表示される場合があり、エクスプローラーを開く前に目的のフォルダーへ直接移動できます。
まとめ
Windows 11のエクスプローラーでは、フォルダーを右クリックして「クイック アクセスにピン留めする」を選ぶだけで、よく使う場所への近道を作れます。
- ピン留めはナビゲーションウィンドウと「ホーム」画面の両方に表示される
- ピン留めを外してもフォルダー本体は削除されない
- ドラッグで並び順を変え、数を絞ると探しやすくなる
- 標準のフォルダーは「ホーム」から一つ上の階層に移動すれば再びピン留めできる
- フォルダーオプションで最近使ったファイルの表示を切り替えられる
普段の作業でよく開くフォルダーをいくつか選んでピン留めしておくと、ファイルを探す手間が減り、日々のパソコン作業がスムーズになります。