【Windows 11】新しいコンテンツの保存先を変更してCドライブの容量を節約する方法

この記事は約5分で読めます。

今回は、Windows 11で「新しいコンテンツの保存先」を変更し、ドキュメントや写真、アプリの保存場所を別のドライブに切り替える方法を紹介します。

Windows 11では、保存するファイルやMicrosoft Storeから入れるアプリは、通常システムが入っているCドライブに置かれます。Cドライブの容量が少ないパソコンでは、使っているうちに空き容量が足りなくなることがあります。DドライブやSSDを追加している場合は、新しいコンテンツの保存先を別ドライブに変更することで、Cドライブの負担を減らせます。

※WindowsはUpdateにより設定項目等が変わることがあるため、記事中のUI名や操作手順等がユーザー様のWindows環境とは一部異なる場合があります。

「新しいコンテンツの保存先」とは

「新しいコンテンツの保存先」は、Windows 11の「設定」アプリにある項目で、次の種類ごとに既定の保存ドライブを選べる機能です。

  • 新しいアプリ(Microsoft Storeからインストールするアプリ)
  • 新しいドキュメント
  • 新しい音楽
  • 新しい写真とビデオ
  • 新しいムービーとテレビ番組
  • 新しいオフラインマップ

ポイントは、変更後に新しく保存・インストールするものだけが対象になることです。すでにCドライブにあるファイルや、インストール済みのアプリは自動では移動しません。また、選択肢に別のドライブが表示されるのは、パソコンに複数のドライブやパーティションがある場合に限られます。

保存先を変更する手順

  1. Windowsキー+Iで「設定」を開く
  2. 「システム」→「ストレージ」を選ぶ
  3. 「ストレージの管理」欄にある「ストレージの詳細設定」をクリックして展開する
  4. 「新しいコンテンツの保存先」を選ぶ
  5. 変更したい項目のドロップダウンから保存先のドライブを選ぶ
  6. 項目の横にある「適用」をクリックする

「適用」は項目ごとに押す必要があります。ドキュメントと写真の両方を変更したい場合は、それぞれで「適用」をクリックしてください。適用すると、選んだドライブにユーザー名のフォルダーが作成され、その中に種類ごとの保存用フォルダーが用意されます。

アプリの保存先を変更する場合

「新しいアプリの保存先」を別ドライブにすると、以降Microsoft Storeからインストールするアプリがそのドライブに入るようになります。ゲームなど容量の大きいアプリを多く使う方に向いている設定です。ただし、Microsoft Store以外からダウンロードして入れるソフトは、この設定ではなく、各ソフトのインストール画面で指定した場所に入ります。インストール時に保存先を選べるソフトなら、その画面で別ドライブを指定しましょう。

保存先を選ぶときのコツ

内蔵ドライブを選ぶのが基本

USBメモリや外付けSSDなど、取り外しできるドライブも選べる場合がありますが、常に接続している内蔵ドライブを選ぶのがおすすめです。取り外し可能なドライブを保存先にすると、接続していないときにファイルを保存できなかったり、アプリが起動しなかったりすることがあります。

用途に合わせて項目ごとに分ける

すべてを同じドライブにそろえる必要はありません。たとえば、次のように使い分ける方法があります。

  • 頻繁に開く書類は、読み書きの速いSSD(Cドライブ)に残す
  • 容量の大きい写真・動画・音楽は、大容量のDドライブへ
  • サイズの大きいゲームアプリは、別のSSDへ

ファイルの種類とドライブの特性を組み合わせると、容量と使い勝手のバランスがとりやすくなります。

ドライブ文字を変えないようにする

保存先はドライブ文字(D:やE:など)で管理されます。あとから「ディスクの管理」でドライブ文字を変更すると、保存先が見つからなくなる場合があります。保存先に設定したドライブの文字は、そのまま使い続けるようにしましょう。

既存のファイルを別ドライブへ移すには

「新しいコンテンツの保存先」を変更しても、今あるファイルはCドライブに残ったままです。既存のファイルも移したい場合は、次の方法を使い分けます。

ドキュメントなどのフォルダーの場所を移動する

「ドキュメント」「ピクチャ」「ミュージック」「ビデオ」などのフォルダーは、中身ごと別ドライブへ移動できます。

  1. エクスプローラーで「ドキュメント」フォルダーを右クリックし、「プロパティ」を開く
  2. 「場所」タブを選ぶ
  3. 「移動」をクリックし、移動先のフォルダー(例:Dドライブに作成したフォルダー)を選ぶ
  4. 「適用」を押し、ファイルを移動するか確認されたら「はい」を選ぶ

この方法では、エクスプローラーの「ドキュメント」から開いたときの参照先も新しい場所に変わるため、普段の操作感は変わりません。移動先にはドライブの直下ではなく、専用のフォルダーを作って指定すると、ほかのファイルと混ざらず管理しやすくなります。

インストール済みアプリを移動する

Microsoft Storeから入れたアプリの一部は、「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」で対象アプリの「…」メニューを開き、「移動」から別ドライブへ移せます。「移動」が表示されないアプリは、この方法では移動できません。

変更前に確認しておきたいこと

  • OneDriveでフォルダーをバックアップしている場合:ドキュメントやピクチャがOneDrive側で管理されていると、保存場所の考え方が異なります。OneDriveの設定も合わせて確認しましょう
  • 移動先ドライブの空き容量:写真や動画をまとめて移す前に、移動先に十分な空きがあるかを確かめておきます
  • バックアップの取得:大量のファイルを移動する前に、外付けドライブなどへコピーを取っておくと安心です
  • 会社や学校が管理するパソコン:保存場所がポリシーで決められている場合があるため、管理者のルールに従ってください

元のドライブに戻したいとき

設定を元に戻す場合は、同じ「新しいコンテンツの保存先」の画面で、各項目のドロップダウンからCドライブを選び直して「適用」を押します。フォルダーの「場所」タブを使って移動した場合は、同じタブにある「標準に戻す」を使うと、元の場所へ戻せます。

まとめ

Windows 11では、「設定」→「システム」→「ストレージ」→「ストレージの詳細設定」→「新しいコンテンツの保存先」から、アプリやドキュメント、写真などの保存先ドライブを種類ごとに変更できます。変更の対象はこれから保存・インストールするものだけなので、既存のファイルはフォルダーの「場所」タブ、Storeアプリは「インストールされているアプリ」の「移動」を使って移しましょう。

保存先には常時接続している内蔵ドライブを選び、ドライブ文字を変えずに運用するのが扱いやすさのポイントです。Cドライブの空き容量が気になってきたら、保存先の見直しから始めてみてください。