Windows 11を使用していて、旅行の思い出や業務記録などの複数の写真や画像を、1枚の用紙にまとめて印刷したい場面があるかと思います。
例えば、インデックス(一覧)として保管したい場合や、用紙を節約したい場合など。
Windows 11には、特別な有料ソフトをインストールしなくても、標準機能だけで複数の写真をレイアウトして印刷する機能が備わっています。
また、より自由なレイアウトを希望する場合は、Microsoft Wordなどを活用する方法もあります。
今回は、Windows 11の標準機能を中心に、複数の写真を1枚の用紙に印刷する手順を解説します。
Windows 11の標準機能「画像の印刷」を使用する
エクスプローラーの「画像の印刷」ウィザードを使うと、選択した写真や画像を自動的に均等に配置して印刷できます。
手順1:印刷したい写真を選択する
まず、印刷したい写真が保存されているフォルダーを開きます。
- タスクバーのフォルダーアイコンなどから「エクスプローラー」を開き、写真が保存されている場所へ移動します。
- 印刷したい写真をすべて選択します。
- 連続する複数のファイルを選択する場合:最初の写真をクリックし、キーボードの[Shift]キーを押しながら最後の写真をクリックします。
- 離れた場所にある複数のファイルを選択する場合:キーボードの[Ctrl]キーを押しながら、必要な写真を1つずつクリックして選択します。
- フォルダー内のすべてのファイルを選択する場合:キーボードの[Ctrl] + [A]キーを押します。
手順2:印刷画面を表示する
写真を選択した状態で、印刷メニューを呼び出します。
- 選択した写真の上で右クリックします。
- 表示されたメニューの中から「その他のオプションを確認」を選択します(またはキーボードの[Shift] + [F10]を押します)。
- 展開された従来のメニューから「印刷」をクリックします。
※エクスプローラーの上部コマンドバーに「印刷」ボタンが表示されている場合は、それを直接クリックすることでもできます。
手順3:レイアウトと設定を選択する
「画像の印刷」というウィンドウが表示されます。ここで、1枚の用紙に何枚の写真を配置するかを設定します。
- プリンターの選択ウィンドウ左上の「プリンター」プルダウンメニューから、使用するプリンターが選択されていることを確認します。
- 用紙サイズと品質の確認「用紙サイズ」(例:A4)や「品質」が適切か確認します。通常、複数の写真を一覧にする場合はA4サイズが適しています。
- レイアウトの選択(重要)ウィンドウ右側のサイドバーに、レイアウトの選択肢が並んでいます。ここから希望の配置を選びます。
選択したレイアウトに応じて、ウィンドウ中央のプレビュー画面が変化します。複数のページにまたがる場合は、プレビュー下の矢印ボタンでページを切り替えて確認できます。
手順4:写真を枠に合わせる設定
プレビューを確認した際、写真の端が切れている場合があります。これは、写真の縦横比と印刷枠の比率が合っていないためです。
- 「写真をフレームに合わせる」のチェックボックスプレビュー画像の下にある「写真をフレームに合わせる」というチェックボックスを確認します。
- チェックを入れる(オン):写真が枠いっぱいに拡大され、余白が出ないように印刷されます。ただし、写真の上下左右の一部が切り取られる可能性があります。
- チェックを外す(オフ):写真全体が収まるように縮小されます。写真は切れませんが、枠内に余白(白い部分)が生じることがあります。
写真の構図が重要な場合は、チェックを外して全体が表示されるようにすることをおすすめします。
手順5:印刷の実行
設定が完了したら、右下の「印刷」ボタンをクリックします。プリンターへデータが送信され、印刷が開始されます。
Microsoft Wordを使用して自由にレイアウトする
標準の「画像の印刷」機能は便利ですが、決まったレイアウト(2枚、4枚、9枚、35枚など)しか選べません。「3枚だけ並べたい」「キャプション(説明文)を入れたい」「サイズをバラバラにしたい」といった場合は、Microsoft Wordを使用する方法が適しています。
手順1:Wordで白紙の文書を作成する
- Wordを起動し、「白紙の文書」を作成します。
- 「レイアウト」タブをクリックし、「余白」を「狭い」に設定すると、用紙を広く使えます。
手順2:写真を挿入する
- 「挿入」タブをクリックし、「画像」>「このデバイス」を選択します。
- 印刷したい写真を選択し、「挿入」ボタンをクリックします([Ctrl]キーで複数選択可能です)。
手順3:写真の配置とサイズ調整
挿入直後の写真は行内に埋め込まれているため、自由に動かせないことがあります。
- 写真をクリックして選択し、画像の右上に表示される「レイアウト オプション」アイコンをクリックします。
- 「文字の折り返し」の中から「前面」または「四角形」を選択します。これで写真をドラッグして自由に移動できるようになります。
- 写真の四隅にあるハンドル(白い丸)をドラッグして、サイズを調整します。
この作業を繰り返し、1枚のページ内に好みの配置で写真を並べます。テキストボックスを使用して、写真の下に日付やコメントを追加することも可能です。
手順4:印刷する
レイアウトが完成したら、「ファイル」>「印刷」から印刷を実行します。
トラブルシューティングと注意点
印刷がうまくいかない場合に確認すべきポイントを解説します。
写真の向きが意図しない方向になる
「画像の印刷」機能では、写真のExif情報(撮影時の向き情報)に基づいて自動的に回転処理が行われます。もし意図しない向きになる場合は、あらかじめエクスプローラー上で写真を回転させて保存してから、再度印刷手順を試してください。
- エクスプローラーで対象の画像を右クリックします。
- 「右に回転」または「左に回転」を選択して、正しい向きに修正します。
用紙の種類設定
写真用紙に印刷する場合は、プリンターの設定で「用紙の種類」を正しく選択する必要があります。「画像の印刷」ウィンドウの右下にある「オプション」をクリックし、「プリンターのプロパティ」から用紙設定(普通紙、光沢紙など)を変更してください。設定が合っていないと、インクがにじんだり、本来の色が出なかったりする原因になります。
まとめ
Windows 11で複数の写真を1枚に印刷する際、まずは標準機能の「画像の印刷」を試すのが効率的です。
エクスプローラーから写真を選んで「印刷」メニューを開いて、4分割や9分割、35分割(インデックス)などのレイアウトを作成できます。
より自由な配置や説明文の追加が必要な場合は、WordやPowerPointなどのアプリケーションを活用してみてください。
目的に応じて印刷方法を使い分けることで、写真管理や共有がよりスムーズになります。