【Windows 11】Microsoft Edgeのメニューバーを表示する方法

この記事は約5分で読めます。

今回は、Windows 11におけるMicrosoft Edgeのメニューバー表示について解説します。

Microsoft Edgeのメニュー機能:従来との違いと新しいアクセス方法

まず、Microsoft Edgeには従来型のメニューバーを表示する機能は搭載されていません。これは、より洗練されたユーザーインターフェースを目指した設計思想の表れです。しかし、Microsoft Edgeからメニューバーの機能が完全に失われたわけではありません。Microsoft Edgeでは、これらの機能を異なる形式で提供しています。

従来のメニューバーに代わるものとして、Microsoft Edgeでは以下の方法でメニュー機能にアクセスすることが可能です:

1. エッジメニュー(…)の活用とキーボードショートカットの利用

画面右上に配置された「…」(省略記号)アイコンをクリックすることで、多岐にわたるメニュー機能へのアクセスが可能となります。ここには、設定、閲覧履歴、ダウンロード履歴など、従来のメニューバーで提供されていた多くの機能が集約されています。

加えて、Microsoft Edgeではキーボードショートカットを使ってメニューを呼び出すことも可能です。例えば:

  • Alt + F、Alt + E、または F10 + Enter:Microsoft Edgeメニューを展開
  • Ctrl + Shift + B:ブックマークバーの表示/非表示を切り替え

これらのショートカットを習得することで、マウス操作に頼らずとも効率的にブラウザを操作できるようになります。

お気に入りバーの活用とカスタマイズ:メニューバーの代替として

メニューバーの代替手段として、多くのユーザーがお気に入りバー(ブックマークバー)を活用しています。Microsoft Edgeでお気に入りバーを表示し、カスタマイズする方法は以下の通りです:

  1. Microsoft Edgeを起動し、画面右上の「…」アイコンをクリック
  2. 表示されたドロップダウンメニューから「設定」を選択
  3. 左側のナビゲーションペインから「外観」をクリック
  4. 「ツールバーのカスタマイズ」セクション内で「お気に入りバーの表示」オプションを「常に表示」に設定

この設定を行うことで、ブラウザウィンドウの上部に常時お気に入りバーが表示されるようになり、頻繁にアクセスするウェブサイトへのクイックアクセスが可能となります。

拡張機能とMicrosoft Edgeの便利機能:ブラウジング体験の向上

Microsoft Edge本体にはメニューバー機能が搭載されていませんが、サードパーティ製の拡張機能を利用することで類似の機能を追加することが可能です。例えば:

  • 「Proper Menubar」:従来のメニューバーに近い機能性を提供する拡張機能
  • 「ブックマークサイドバー」:サイドバーにブックマークを表示する拡張機能

ただし、これらの拡張機能の使用には十分な注意が必要です。Microsoft公式の機能ではないため、セキュリティやプライバシーの観点から慎重に選定する必要があります。また、日本語対応状況や操作性についても事前に十分確認することをお勧めします。

一方で、Microsoft Edge自体にも多くの便利機能が実装されています。以下にいくつかの注目すべき機能を紹介します:

1. ホームボタンの表示とコレクション機能の活用

ホームボタンを表示させることで、ワンクリックでホームページに即座に戻ることができます。設定方法は以下の通りです:

  1. Microsoft Edgeを起動し、「…」アイコンをクリック
  2. 「設定」を選択
  3. 「[スタート]、[ホーム]、[新しいタブページ」セクションにて「ツールバーに[ホーム]ボタンを表示」のトグルをオンにする

また、コレクション機能を活用することで、ウェブページ、テキスト、画像などを簡便に保存・整理することができます。

2. 垂直タブと新機能の紹介

垂直タブ機能を利用すると、開いているタブを画面左側に縦一列で表示することができます。多数のタブを同時に開いている場合に重宝する機能です。

さらに、Microsoft Edgeは定期的にアップデートされ、新機能が追加されています。2025年3月時点での最新情報として:

  • AIテクノロジーを活用した検索機能の大幅な強化
  • プライバシー保護機能のさらなる拡充
  • ブラウザ全体のパフォーマンス最適化

これらの新機能により、従来のメニューバーがなくとも、より効率的で安全性の高いブラウジング体験を実現することが可能となっています。

Internet Explorerからの移行サポート

多くのユーザーがInternet Explorerから移行してきている現状を踏まえ、Microsoft Edgeではスムーズな移行をサポートする機能が充実しています:

  • お気に入りのインポート機能:Internet Explorerのお気に入りを簡単にMicrosoft Edgeへ移行可能
  • 互換性モード:特定のウェブサイトでInternet Explorer互換モードを利用可能

まとめ

Windows 11のMicrosoft Edgeでは、従来のメニューバーは表示できませんが、多くの代替機能や新しい機能が提供されています。
お気に入りバーの表示、エッジメニューの活用、キーボードショートカットの使用など、様々な方法でブラウザを効率的に操作できます。
また、拡張機能を利用することで、メニューバーに近い機能を追加することも可能です。