【Windows 11】Microsoft Edgeのバックグラウンド動作を停止させる方法

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今回は、Microsoft Edgeのバックグラウンド動作を完全に停止させる方法を紹介します。
Edgeがバックグラウンドで動作し続けることで、パソコンの性能低下やバッテリーを消耗する可能性があります。
この記事では、Edgeのバックグラウンド動作を効果的に制御し、パソコンのパフォーマンスを最適化する方法を解説します。

Edgeのバックグラウンド動作が引き起こす問題と対策の重要性

Microsoft Edgeは、ブラウザを閉じた後もバックグラウンドでひっそりと活動を続けることがあります。その主な理由として、以下のようなものが挙げられます:

  • 拡張機能の動作を維持するため
  • 新着通知をキャッチするため
  • 次回の起動をより速くするため

しかしながら、このようなバックグラウンド動作は、知らず知らずのうちにメモリやCPUリソースを食い続け、パソコン全体の動作に悪影響を及ぼす可能性があります。

Edgeのバックグラウンド動作を根絶する:ブラウザ設定からグループポリシーまで

Edgeのバックグラウンド動作を完全に停止するには、いくつかの設定を変更する必要があります。以下に、詳細な手順を順を追って説明します。

1. ブラウザ設定とスタートアップブーストの無効化

まずは、Edge自体の設定からバックグラウンド動作を制限します

  1. Microsoft Edgeを起動します。
  2. 画面右上の「…」(設定とその他)をクリックします。
  3. 「設定」を選択します。
  4. 左側のメニューから「システムとパフォーマンス」を探し出します。
  5. 「Microsoft Edgeが終了してもバックグラウンドの拡張機能およびアプリの実行を続行する」というオプションのトグルスイッチをオフにします。
  6. 同じページ内で「スタートアップブースト」のトグルスイッチもオフにします。

2. グループポリシーエディターの活用とスタートアップからの除外

より確実にバックグラウンド動作を阻止するには、グループポリシーエディターを使用するのが効果的です。

  1. Windowsの検索バーに「gpedit.msc」と入力し、ローカルグループポリシーエディターを開きます。
  2. 「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「Windowsコンポーネント」→「Microsoft Edge」と順にたどります。
  3. 「Windowsの起動時およびMicrosoft Edgeを閉じるたびにバックグラウンドモードを有効にする」というポリシーを見つけ、「無効」に設定します。

さらに、Windowsの起動時にEdgeが勝手に立ち上がらないようにしましょう。

  1. Windowsの設定を開きます。
  2. 「アプリ」→「スタートアップ」と進みます。
  3. 「Microsoft Edge」のトグルスイッチをオフにします。

さらなる最適化とトラブルシューティング:快適なブラウジング環境を目指して

1. タスクスケジューラーの確認と拡張機能の見直し

Edgeに関連するタスクがタスクスケジューラーにないかチェックします。

  1. Windowsの検索バーに「タスクスケジューラー」と入力して開きます。
  2. Microsoft Edgeに関連するタスクを探し、不要だと判断したものは無効化します。

また、インストールされている拡張機能を再評価し、必要なものだけを残すことも重要です。一部の拡張機能は、知らぬ間にバックグラウンドでリソースを浪費している可能性があります。

2. 定期的なメンテナンスとトラブルシューティング

ブラウザのキャッシュを定期的に掃除することで、不要なデータの蓄積を防ぎ、パフォーマンスを維持できます。

  1. Edgeの設定から「プライバシー、検索、サービス」を選択します。
  2. 「閲覧データを削除する」セクションで「今すぐ閲覧データをクリア」を選び、実行します。

もし上記の設定を行っても、Edgeがバックグラウンドで動作し続ける場合は、以下の対策を試してみましょう:

  1. Edgeの再インストール:完全にアンインストールしてから再度インストールすることで、問題が解消されることがあります。
  2. Windows Update:最新のWindows更新プログラムを適用し、システムを最新の状態に保ちます。
  3. サードパーティのクリーナーツールの活用:CCleaner等のツールを使って、不要なプロセスやスタートアップ項目を徹底的に管理します。

まとめ:バックグラウンド動作停止のメリットとデメリット

Microsoft Edgeのバックグラウンド動作を完全に停止することで、パソコンの動作が軽快になり、リソースの無駄遣いを抑えられる可能性が高まります。本記事で紹介した方法を順序立てて実践することで、多くの場合、問題を解決できるでしょう。

ただし、バックグラウンド動作にも一定のメリットがあります。完全に停止する前に、まずは部分的な制限から始めることをおすすめします。自分の使用パターンに最適な設定を見つけ出すことが重要です。

バックグラウンド動作を停止すると、以下のような影響が生じる可能性があります:

  • ブラウザの起動時間が若干延びる可能性があります。
  • 一部の拡張機能やWebアプリケーションの機能が制限されるかもしれません。
  • プッシュ通知が正常に届かなくなる可能性があります。

なお、これらの設定はEdgeのアップデートにより変更される可能性があるため、定期的に設定を見直し、必要に応じて調整してみてください。