【Windows 11】Microsoft Edgeで上部バーを非表示にする方法

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今回は、Windows 11でMicrosoft Edgeの上部バーを消す方法を紹介します。

Microsoft Edgeの上部バーの構成と非表示化の手法

Microsoft Edgeの上部バーは、主に以下の要素で構成されています:

  • タイトルバー
  • タブバー
  • アドレスバー
  • ツールバー

これらのバーは機能性を提供する一方で、ウェブページの表示領域を圧迫してしまいます。特に、画面サイズが限られたノートパソコンなどでは、この問題が顕著になります。

次の項目で、これらのバーを非表示にする方法をいくつか紹介します。

1. タイトルバーの非表示化とサイドバーの調整

まず、タイトルバーを非表示にする手順です:

  1. Microsoft Edgeを起動します。
  2. 右上の「…」(設定など)アイコンをクリックします。
  3. 表示されたメニューから「設定」を選択します。
  4. 左側のメニューから「外観」を選択します。
  5. 「垂直タブでタイトルバーを非表示にする」オプションをオンにします。

この設定を有効にすると、タイトルバーが消え、画面上部にわずかながら余裕が生まれます。
※「現在のすべてのブラウザーウインドウの垂直タブを表示する」が「オン」のときに、この設定変更が効きます。

さらに、サイドバーも画面スペースを占有する要素の一つです。以下の手順でサイドバーを非表示にできます:

  1. Microsoft Edgeの設定画面を開きます。
  2. 左側のメニューから「Copilotとサイドバー」を選択します。
  3. 「サイドバーの表示」項目で、「オフ」にチェックを入れます。

この調整により、横方向の表示領域も広がります。

2. 垂直タブの活用と全画面モードの利用

次に、垂直タブを使ってタブバーを側面に移動させる方法を紹介します:

  1. Microsoft Edgeを起動します。
  2. タブバーの左端にある「垂直タブ」アイコンをクリックします。

これにより、タブが画面左側に縦に並んで表示され、上部のスペースが大幅に空きます。また、多数のタブを開いている場合でも、管理が容易になるという利点もあります。

全画面モードを使用することで、タブバーを消すことができます:

  1. Microsoft Edgeを起動します。
  2. キーボードの「F11」キーを押します。

全画面モードに切り替わると、すべての上部バーが非表示となり、ウェブページが画面全体に表示されます。元の表示に戻すには、再度「F11」キーを押します。

上部バーの非表示化がもたらす影響と効率的な使用法

Microsoft Edgeの上部バーを非表示にすることには、いくつかのメリットとデメリットが存在します。ここで、それらを比較検討してみます。

メリットとデメリット

メリット:

  • 画面スペースの最適化:上部バーを消すことで、ウェブページの表示領域が拡大し、より多くの情報を一度に閲覧できます。
  • 集中力の向上:余計な要素が減ることで、ウェブコンテンツにより集中しやすくなります。
  • インターフェースの簡素化:見た目がすっきりとし、視覚的な快適さが増します。
  • 省電力効果:表示要素の減少により、わずかながらバッテリー消費を抑制できる可能性があります。

デメリット:

  • 機能アクセスの制限:上部バーに配置されているボタンやメニューへのアクセスが困難になる場合があります。
  • ナビゲーションの複雑化:アドレスバーが見えなくなると、他のウェブサイトへの移動がやや面倒になる可能性があります。
  • タブ管理の難化:タブバーを非表示にすると、複数のタブ間の切り替えが不便になることがあります。
  • 適応期間の必要性:従来のレイアウトに慣れているユーザーは、新しい表示方法に慣れるまで時間を要する可能性があります。

効率的な使用方法とトラブルシューティング

上部バーを非表示にした後、より効率的にブラウザを使用するための方法をいくつか紹介します:

  1. キーボードショートカットの習得:
    • Ctrl + T:新規タブを開く
    • Ctrl + W:現在のタブを閉じる
    • Ctrl + L:アドレスバーにフォーカスを移動
    • Ctrl + Tab:次のタブへ切り替え
    • Ctrl + Shift + Tab:前のタブへ切り替え
  2. マウスジェスチャーの活用:Microsoft Edgeの設定からマウスジェスチャー機能を有効にし、カスタマイズすることで、上部バーがなくても素早いナビゲーションが可能になります。
  3. ピン留めサイトの利用:頻繁にアクセスするウェブサイトを新しいタブページにピン留めしておくと、アドレスバーを使わずに素早くアクセスできます。
  4. 拡張機能の活用:Microsoft Edge用の拡張機能を利用することで、上部バーがなくても様々な機能を簡単に使用できます。例えば、ジェスチャー操作を拡張する機能や、タブ管理を効率化する機能などが便利です。

上部バーを非表示にした後に問題が発生した場合は、以下の対処法を試してみてください:

  1. Microsoft Edgeを再起動する。
  2. ブラウザのキャッシュとクッキーをクリアする。
  3. 設定を一度デフォルトに戻し、再度カスタマイズする。
  4. Microsoft Edgeを最新バージョンに更新する。

まとめ:最適な上部バー非表示設定の選択と注意点

Windows 11環境でのMicrosoft Edgeの上部バーを非表示にする方法について解説しました。タイトルバーの非表示化、垂直タブの使用、全画面モードの活用、サイドバーの調整など、様々な手法があります。これらの方法を組み合わせることで、より広い画面スペースを確保し、効率的なウェブブラウジングを楽しむことができます。

ただし、上部バーを非表示にすることにはメリットとデメリットが存在するため、自身の使用スタイルに最適な設定を選択することが重要です。また、キーボードショートカットやマウスジェスチャーなどの代替手段を活用することで、より快適な操作環境を構築できます。