Windows 11では、デザインの刷新に伴い、初期設定において多くのデスクトップアイコンが非表示になっています。
また、「マイコンピューター」は「PC」へと名前が変わりました。
しかし、ストレージの空き容量を確認したり、外部ドライブにアクセスしたり、システム情報を確認したりする際、「PC(旧マイコンピューター)」アアイコンは便利な入り口となります。
今回は、Windows 11においてデスクトップに「PC(旧マイコンピューター)」アイコンを表示させる手順と、より快適に操作するためのカスタマイズ方法を紹介します。
Windows 11における「マイコンピューター」の名称と役割
まず、用語について整理します。長年Windowsを使用しているユーザーにとっては「マイコンピューター」という呼び方が定着していますが、MicrosoftはOSのバージョンアップと共に名称を変更してきました。
- Windows XPまで:マイコンピュータ
- Windows Vista / 7:コンピューター
- Windows 8 / 10 / 11:PC
現在は「PC」という名称が正式に使われています。エクスプローラーを開いた際や設定メニュー内でも「PC」と表記されていますが、機能的には従来のマイコンピューターと同じです。ローカルディスク(Cドライブ、Dドライブなど)へのアクセス、DVD/Blu-rayドライブの操作、ネットワークドライブの割り当て、プロパティからのシステム情報へのアクセスなど、PCのハードウェア資源を管理するためのハブとしての役割を担っています。
デスクトップにPCアイコンを表示する手順
実際にデスクトップに「PC」アイコンを表示させる手順を解説します。
1. 「個人用設定」を開く
デスクトップ上のアイコンがない場所(壁紙部分)でマウスを右クリックします。表示されるコンテキストメニューの中から、「個人用設定」を選択します。
※もしコンテキストメニューに見当たらない場合は、スタートボタンをクリックし、「設定」(歯車のアイコン)を開き、左側のメニューから「個人用設定」を選択してください。
2. 「テーマ」を選択する
「個人用設定」の画面が開くと、右側に様々な設定項目が並んでいます。画面を少し下にスクロールし、「テーマ」(インストール、作成、管理)という項目をクリックします。ここでは背景や色、サウンド、マウスカーソルなどを一括で管理していますが、デスクトップアイコンの設定もここに含まれています。
3. 「デスクトップアイコンの設定」を開く
「テーマ」の設定画面が表示されたら、さらに画面を下にスクロールします。「関連設定」というセクションの中に、「デスクトップアイコンの設定」というリンクがありますので、これをクリックします。
すると、これまでの設定画面とは異なる、独立した小さなウィンドウ(ダイアログボックス)が表示されます。このウィンドウは、古いバージョンのWindowsから引き継がれているインターフェースです。
4. 「コンピューター」にチェックを入れる
「デスクトップアイコンの設定」ウィンドウの上部に、「デスクトップアイコン」という枠があります。この中には「コンピューター」「ごみ箱」「ユーザーのファイル」「コントロールパネル」「ネットワーク」といった項目が並んでいます。
ここで、「コンピューター」の左側にあるチェックボックスをクリックして、チェックマークを入れます。最後に、ウィンドウの下部にある「OK」ボタンをクリックして設定を保存します。
デスクトップに戻ると、「PC」という名前のアイコンが表示されていることが確認できます。
PCアイコンを活用する:システム情報の確認
デスクトップに表示された「PC」アイコンは、単にドライブを開くだけでなく、PCのスペックやWindowsのバージョンを素早く確認するためにも利用できます。
デスクトップ上の「PC」アイコンを右クリックし、メニューの一番下にある「プロパティ」を選択してください。すると、「設定」アプリの「システム > バージョン情報」のページが直接開きます。
ここでは以下の情報を確認できます。
- プロセッサ(CPU)の種類と速度
- 実装 RAM(メモリ)の容量
- Windowsのエディション(Home、Proなど)
- バージョン(22H2、23H2など)
トラブルシューティングやサポートを受ける際にこれらの情報が必要になることが多いため、PCアイコンからすぐにアクセスできる状態にしておくと便利です。
その他のアクセス方法とカスタマイズ
デスクトップアイコン以外にも、「PC」へアクセスする方法はいくつか存在します。作業効率を高めるために、自分に合った方法を組み合わせて使用することをお勧めします。
エクスプローラーのサイドバー活用
ショートカットキー Windowsキー + E を押してエクスプローラーを起動すると、左側のナビゲーションウィンドウに「PC」が表示されています。ここをクリックすることで、デスクトップアイコンと同様にドライブ一覧へアクセスできます。
もしサイドバーに「PC」が表示されていない場合は、サイドバー内の何もないところを右クリックし、「すべてのフォルダーの表示」を選択するか、設定を確認して表示させるようにしてください。
スタートメニューへのピン留め
デスクトップを表示せずにアプリを起動したい場合は、スタートメニューへのピン留めが便利です。
- キーボードのWindowsキーを押すか、画面下のスタートボタンをクリックします。
- 検索ボックスに「PC」と入力します。
- 検索結果に表示された「PC」アイコンを右クリックし、「スタートにピン留めする」を選択します。
これで、スタートメニューを開くだけで、すぐに「PC」にアクセスできるようになります。
よくある質問とトラブルシューティング
設定を行ってもうまくいかない場合や、その他の疑問点について解説します。
Q. 「個人用設定」が変更できない
Windows 11のライセンス認証が完了していない場合、「個人用設定」の一部機能が制限され、デスクトップアイコンの設定変更ができないことがあります。設定画面に「Windowsのライセンス認証を行ってください」といったメッセージが表示されていないか確認してください。
Q. アイコンの名前を「マイコンピューター」に戻したい
「PC」という表示名が分かりにくい場合は、任意の名前に変更できます。
- デスクトップの「PC」アイコンを右クリックします。
- メニューから「名前の変更」アイコン(または「その他のオプションを確認」>「名前の変更」)を選択します。
- 「マイコンピューター」や「My Computer」と入力し、Enterキーを押します。
これにより、表示上は以前のWindowsと同じ感覚で使用することができます。
まとめ
今回は、Windows 11で「マイコンピューター(PC)」アイコンをデスクトップに表示させる方法について解説しました。
手順:
- デスクトップの右クリックメニューから「個人用設定」を開く。
- 「テーマ」を選択し、「デスクトップアイコンの設定」をクリックする。
- 「コンピューター」にチェックを入れて適用する。
この設定を行うことで、ドライブへのアクセスやシステム情報の確認がスムーズになります。
Windows 11の新しいインターフェースは洗練されていますが、使い慣れた機能へのアクセス経路を確保することは、作業効率を維持するために重要です。
今回の記事を参考に、ご自身のPC環境を最適化してみてください。