今回は、Windows 11で文字入力時に表示される予測変換の候補を消す方法を紹介します。
予測変換機能は便利ですが、必要ない場合や誤変換の原因になることもあります。
システム設定を調整することで、これらの候補表示を無効化できます。
Windows 11の予測変換機能とは
Windows 11には、日本語入力時に次の文字を予測して表示する機能が搭載されています。この機能は、学習機能と連動しており、ユーザーの入力履歴を基に変換候補を提示します。
予測変換は以下のような場面で動作します:
- メモ帳やWordなどのテキストエディタで文字入力時
- ウェブブラウザの検索バーやフォーム入力時
- メールソフトでの文書作成時
予測変換候補を消す方法
設定アプリから無効化する
Windows 11の設定アプリを使用して、予測変換機能を無効化できます。
- スタートボタンをクリックし、設定を選択
- 左側のメニューから時刻と言語をクリック
- 言語と地域をクリック
- 日本語の…(その他のオプション)をクリックして… 言語のオプションをクリック
- 画面を下方にスクロールして、Microsoft IMEの…(その他のオプション)をクリックして… キーボードオプションをクリック
- 全般をクリック
- 画面を下方にスクロールして、予測入力の選択リストをクリックして、オフにする
一時的に候補を非表示にする
完全に無効化ではなく、入力時に一時的に予測変換候補を非表示にすることも可能です。
- Escキーを押すと、現在表示されている候補が消えます
- 変換キーを押してからEscキーで、変換候補ウィンドウを閉じる
- Ctrl + SpaceでIMEを一時的に無効化(再び有効化も可能)
予測変換を無効化した後の影響
予測変換を無効化することで、以下のような変化があります:
メリット:
- 誤変換のリスクが減少
- 入力速度が向上する可能性(ショートカットキー操作が減少)
- プライバシーが向上(入力履歴が学習されない)
デメリット:
- 常用語句の入力効率が低下
- 専門用語や固有名詞の入力が手間になる
- 日本語変換の精度が低下する可能性
まとめ
Windows 11の予測変換候補を消すには、設定アプリから設定することができます。
設定変更後は、必ず実際の入力環境で動作を確認してください。
予測変換機能は状況によっては便利な場合もあるため、無効化する前に一時的な無効化方法を試すことをお勧めします。