今回は、Windows 11のMicrosoft Edgeブラウザで動画や音が自動再生されないようにする方法を紹介します。
当記事では、Microsoft Edgeの自動再生設定を変更して、より快適なブラウジング環境を作る方法を解説します。
Microsoft Edgeの自動再生機能について
Microsoft Edgeでは、Webページを開いたときに動画や音楽などのメディアコンテンツが自動的に再生される設定が初期状態では「許可」または「制限」に設定されています。この機能は、ニュースサイトや動画共有サイトなどでコンテンツをスムーズに視聴するのには便利ですが、不要なタイミングで音声が流れることも少なくありません。
自動再生には主に3つの設定があります:
- 許可:すべてのサイトでメディアコンテンツが自動的に再生されます
- 制限:ユーザーの過去の行動に基づいて再生するかどうかを判断します
- ブロック:すべてのサイトでメディアコンテンツの自動再生を防止します(追加設定が必要)
基本的な自動再生設定の変更方法
まずは、Microsoft Edgeの基本的な設定から自動再生を制限する方法を見ていきましょう。以下の手順で設定を変更できます:
- Microsoft Edgeを起動します
- ウィンドウ右上の「…」(設定など)ボタンをクリックします
- 表示されたメニューから「設定」を選択します
- 左側のメニューから「プライバシー、検索、サービス
」をクリックします - メニューから「サイトのアクセス許可」をクリックします
- メニューから「すべてのアクセス許可」をクリックします
- 画面を下にスクロールし、「メディアの自動再生」をクリックします
- 「サイト上でオーディオとビデオを自動再生するかどうかを制御します」のドロップダウンメニューで「制限」を選択します
この設定を「制限」にすると、ミュート状態の動画のみが自動再生されるようになり、突然の音声再生が抑制されます。また、以前にユーザーが操作したサイトでは自動再生が許可されるようになります。
この設定を「ブロック」に設定すると、すべてのウェブサイトでメディアコンテンツの自動再生がブロックされ、ユーザーが明示的に再生ボタンをクリックするまでコンテンツは再生されなくなります。
特定のサイトでのみ自動再生を許可する方法
自動再生を基本的にはブロックしつつ、特定のウェブサイト(例えば、よく利用する動画サイトなど)では自動再生を許可したい場合があります。Microsoft Edgeではそのような例外設定も可能です:
- 上記の「メディアの自動再生」設定ページで、「サイトの追加」ボタンをクリックします
- 自動再生を許可したいウェブサイトのURLを入力します(例:https://www.youtube.com)
- 「追加」ボタンをクリックして確定します
この設定により、特定のサイトでは自動再生が許可されるようになります。同様の手順で複数のサイトを追加することも可能です。また、既に追加したサイトを削除したい場合は、リストから該当するサイトを選択して「削除」をクリックします。
設定変更後の確認方法
設定を変更した後、実際に自動再生がブロックされているか確認するには、以下の方法が有効です:
- 自動再生コンテンツを含むウェブサイト(ニュースサイトなど)を開き、動画や音声が自動的に再生されないことを確認する
- YouTube等の動画サイトで、ビデオが自動的に再生されなくなったことを確認する
- SNSなどでシェアされている動画コンテンツが自動再生されないことを確認する
もし設定を変更したにも関わらず、一部のサイトで自動再生が続く場合は、そのサイトが特殊な技術を使用している可能性があります。その場合は、広告ブロッカーなどの拡張機能の利用を検討してみてください。
自動再生設定の注意点
自動再生を制限またはブロックする際には、いくつかの注意点があります:
- 一部のウェブサイトでは、自動再生をブロックすると機能が正常に動作しない場合がある
- Microsoft Edgeのアップデートによって設定が初期値に戻ることがあるため、定期的に確認が必要
- 設定はタブごとに適用されるため、設定変更前に開いていたタブでは反映されない場合がある
まとめ
Windows 11のMicrosoft Edgeで動画や音が自動再生されないようにする方法を紹介しました。基本的な設定では「制限」オプションを選択するだけでも効果がありますが、より強力に制限したい場合は「ブロック」を選択してみてください。また、特定のサイトでのみ自動再生を許可する例外設定も可能なです。
これらの設定を活用することで、突然の音声再生に驚くことなく、より快適なWeb閲覧を楽しむことができます。特に公共の場所やオフィスでの利用時には、周囲に配慮した設定にしておくことをおすすめします。