【Windows 11】Microsoft Edgeでエラーが表示された場合の原因と対処法

この記事は約7分で読めます。

今回は、Windows 11で使用するMicrosoft Edgeでエラーが表示された場合の原因と対処法を紹介します。
ブラウザの動作が遅くなったり、ページが正しく表示されなかったりするなど、様々なエラーメッセージに対する効果的な解決方法を説明します。

Microsoft Edgeで発生する主なエラーとは

Microsoft Edgeを使用していると、様々なエラーメッセージに遭遇することがあります。代表的なものには次のようなものがあります:

  • 「応答していません」というエラー
  • 「スクリプトエラー」の表示
  • 「このページにアクセスできません」というメッセージ
  • 起動しない、または起動後すぐに終了する問題
  • 特定のWebサイトが正しく表示されない
  • 動作が極端に遅くなる

これらのエラーは、様々な原因で発生します。拡張機能の問題、キャッシュやCookieの蓄積、更新プログラムの不具合、またはハードウェアリソースの不足などが考えられます。

対処法1:パソコンを再起動する

最も基本的で効果的な対処法は、パソコンを再起動することです。Windows 11のリソース不足や一時的な不具合が原因でEdgeに問題が発生していることがあります。再起動によって、これらの問題が解消されることがあります。

  1. 「スタート」ボタンをクリックします
  2. 「電源」アイコンを選択します
  3. 表示されるメニューから「再起動」を選択します

再起動後にMicrosoft Edgeを開き、問題が解決したかどうかを確認します。この手順で多くの一時的な問題が解決することがあります。

対処法2:Microsoft Edgeを最新版に更新する

Microsoft Edgeが最新バージョンでない場合、様々な問題が発生する可能性があります。更新プログラムにはバグの修正やセキュリティの強化が含まれているため、常に最新の状態を維持することが重要です。

  1. Microsoft Edgeを起動します
  2. アドレスバー右上の「…」(設定など)をクリックします
  3. 表示されるメニューから「設定」を選択します
  4. 左側のメニューから「Microsoft Edgeについて」を選択します

この操作を行うと、自動的に更新プログラムの有無が確認されます。更新プログラムがある場合は、自動的にダウンロードされます。更新が完了したら「再起動」ボタンをクリックして、変更を適用します。

対処法3:閲覧データを削除する

ブラウザに蓄積されたキャッシュやCookieが問題を引き起こしている場合があります。これらのデータを削除することで、多くのエラーを解決できます。

  1. Microsoft Edgeを起動します
  2. アドレスバー右上の「…」(設定など)をクリックします
  3. 「設定」を選択します
  4. 左側のメニューから「プライバシー、検索、サービス」を選択します
  5. 「閲覧データをクリア」セクションで「クリアするデータの選択」をクリックします
  6. 「時間の範囲」を「すべての期間」に設定します
  7. 「キャッシュされた画像とファイル」と「Cookieおよびその他のサイトデータ」にチェックを入れます
  8. 「今すぐクリア」ボタンをクリックします

閲覧データを削除した後、Microsoft Edgeを再起動して問題が解決したかどうかを確認します。

対処法4:拡張機能を無効化する

インストールされている拡張機能が原因でエラーが発生することがあります。特に最近インストールした拡張機能がある場合は、それらを無効にして問題が解決するかどうかを確認します。

  1. Microsoft Edgeを起動します
  2. アドレスバーに「edge://extensions/」と入力し、Enterキーを押します
  3. インストールされている拡張機能の一覧が表示されます
  4. 各拡張機能の右にあるトグルスイッチをオフにして、すべての拡張機能を無効にします
  5. Microsoft Edgeを再起動します

すべての拡張機能を無効にした後、問題が解決した場合は、拡張機能が原因であることが考えられます。拡張機能を一つずつ有効にして、どの拡張機能が問題を引き起こしているかを特定することができます。

対処法5:Microsoft Edgeを修復する

上記の方法で問題が解決しない場合は、Windows 11の設定からMicrosoft Edgeを修復することができます。

  1. 「スタート」メニューをクリックします
  2. 「設定」を選択します
  3. 「アプリ」→「インストールされているアプリ」を選択します
  4. アプリの一覧から「Microsoft Edge」を探します
  5. Microsoft Edgeの右側にある「…」(その他のオプション)をクリックし、「変更」を選択します
  6. 「修復」ボタンをクリックします
  7. プロセスが完了するのを待ちます

修復プロセスが完了したら、Microsoft Edgeを起動して問題が解決したかどうかを確認します。修復には、インターネット接続が必要です。

対処法6:Windows Updateを実行する

Windows 11が最新の状態でない場合、Microsoft Edgeに問題が発生することがあります。Windows Updateを実行して、最新の更新プログラムをインストールします。

  1. 「スタート」メニューをクリックします
  2. 「設定」を選択します
  3. 「Windows Update」を選択します
  4. 「更新プログラムのチェック」をクリックします
  5. 利用可能な更新プログラムがある場合は、「今すぐインストール」をクリックします
  6. 更新プログラムのインストールが完了したら、パソコンを再起動します

Windows 11を最新の状態に保つことで、システムの安定性が向上し、Microsoft Edgeの問題が解決することがあります。

対処法7:グラフィックスアクセラレータを無効にする

グラフィックス処理に関連するエラーが発生している場合は、グラフィックスアクセラレータを無効にすることで問題が解決することがあります。グラフィックスアクセラレータは、GPUを使って画像や動画の表示をスムーズにする機能ですが、グラフィックドライバーとの互換性問題が発生することがあります。

  1. Microsoft Edgeを起動します
  2. アドレスバー右上の「…」(設定など)をクリックします
  3. 「設定」を選択します
  4. 左側のメニューから「システムとパフォーマンス」を選択します
  5. メニューから「システム」を選択します
  6. 「使用可能な場合はグラフィックスアクセラレータを使用する」のトグルをオフにします
  7. Microsoft Edgeを再起動します

グラフィックスアクセラレータを無効にすると、一部のグラフィックス機能が低下する可能性がありますが、エラーが解決する場合があります。

対処法8:スクリプトエラーへの対応

特定のウェブサイトでスクリプトエラーが表示される場合、そのウェブサイトに問題がある可能性があります。複数のウェブサイトでスクリプトエラーが表示される場合は、以下の手順を試してみてください。

  1. Microsoft Edgeの閲覧データを削除します(対処法3参照)
  2. 拡張機能を無効にします(対処法4参照)
  3. Microsoft Edgeを最新版に更新します(対処法2参照)

スクリプトエラーが表示されても、閲覧に問題がない場合は、「いいえ」ボタンをクリックしてエラーを閉じることで、引き続きウェブサイトを利用できます。

最終手段:Microsoft Edgeを再インストールする

上記のすべての方法を試しても問題が解決しない場合は、Microsoft Edgeを完全に再インストールすることを検討してみてください。

  1. Microsoft公式サイトから最新のMicrosoft Edgeインストーラーをダウンロードします:https://www.microsoft.com/edge
  2. ダウンロードしたインストーラー(MicrosoftEdgeSetup.exe)を実行します
  3. 画面の指示に従って、インストールプロセスを完了します

再インストールすることで、Microsoft Edgeの設定が初期化され、多くの問題が解決する可能性があります。

まとめ

Windows 11でMicrosoft Edgeを使用している際にエラーが表示された場合、当記事で紹介した対処法を順番に試すことで、多くの問題を解決できます。基本的な再起動から始めて、必要に応じて高度な修復手順まで進めていくことをおすすめします。

Microsoft Edgeは定期的に更新されるので、常に最新バージョンを使用することが重要です。また、不要な拡張機能を削除し、閲覧データを定期的に削除することで、エラーの発生を予防することもできます。

これらの対処法を試しても問題が解決しない場合は、Microsoft公式サポートに問い合わせることをおすすめします。