今回は、Windows 11のMicrosoft Edgeでポップアップブロックを無効化・解除する方法を紹介します。
Microsoft Edgeにはポップアップブロック機能が標準で有効になっていますが、銀行サイトのログインや必要な情報表示など、表示したいポップアップをブロックしてしまうこともあります。
当記事では、特定のサイトでポップアップブロックを無効にする方法と、すべてのWebサイトでポップアップブロックを無効にする方法を解説します。
Microsoft Edgeのポップアップブロック機能について
Microsoft Edgeには、Webサイト閲覧中に自動的に表示される小さなウィンドウ（ポップアップウィンドウ）をブロックする機能が搭載されています。この機能は初期状態で有効になっており、不要な広告や悪意のあるコンテンツからユーザーを保護する役割を果たしています。
ポップアップの中には広告として使用されるものが多いですが、中にはオンラインバンキングのログイン画面や重要な情報を表示するために必要なものもあります。そのため、状況に応じてブロックされたポップアップを表示する必要が生じることがあります。
ブロックされたポップアップを確認する方法
Microsoft Edgeでポップアップがブロックされると、アドレスバーに特定のアイコンが表示されます。このアイコンは、ポップアップがブロックされたことを知らせるものです。
ブロックされたポップアップを確認するには、以下の手順に従います：
- ポップアップがブロックされると、アドレスバーの右側に盾のようなアイコンが表示されます。このアイコンをマウスオーバーすると「ポップアップがブロックされました」という通知が表示されます。
- このアイコンをクリックすると、ブロックされたポップアップに関する情報と対応オプションが表示されます。
特定のWebサイトでポップアップブロックを無効にする方法
特定のWebサイトでポップアップブロックを無効化するには、2つの方法があります。
アドレスバーに表示されるアイコンをクリックする
- アドレスバーに表示される盾のアイコン（ポップアップブロックの通知）をクリックします。
- 表示されるメニューから「このサイト（サイト名）からのポップアップとリダイレクトを許可する」を選択します。
- 「完了」ボタンをクリックします。
この操作を行うと、そのWebサイトからのポップアップが許可され、ブロックされたポップアップが表示されます。また、次回以降もそのサイトではポップアップが許可された状態になります。
なお、「ブロックを続行」を選択すると、引き続きポップアップはブロックされた状態となります。
Microsoft Edgeの設定から変更する
- Microsoft Edgeを起動します。
- ブラウザの右上にある「…」（設定など）をクリックし、表示されるメニューから「設定」を選択します。
- 左側のメニューから「プライバシー、検索、サービス」をクリックします。
- 「サイトのアクセス許可」をクリックします。
- 「すべてのアクセス許可」をクリックします。
- 表示されるリストから「ポップアップとリダイレクト」をクリックします。
- 「ポップアップの送信とリダイレクトの使用を許可しました」セクションの「サイトの追加」ボタンをクリックします。
- 「サイトの追加」ボックスにポップアップを許可したいWebサイトのURLを入力し、「追加」ボタンをクリックします。
この設定により、指定したWebサイトではポップアップブロックが無効となり、そのサイトからのポップアップが表示されるようになります。
すべてのWebサイトでポップアップブロックを無効にする方法
すべてのWebサイトでポップアップブロックを無効にする場合は、以下の手順で設定できます：
- Microsoft Edgeを起動します。
- 上記の操作で、「ポップアップとリダイレクト」画面を開きます
- 「ブロック済み（推奨）」のスイッチをクリックして「オフ」にします。
ただし、すべてのポップアップを許可すると、不要な広告や悪意のあるポップアップも表示されるようになる可能性があります。セキュリティ上のリスクを考慮し、必要なサイトだけを個別に許可するという方法をおすすめします。
ポップアップブロックで対応できないケース
Microsoft Edgeのポップアップブロック機能では対応できないケースもあります。例えば、以下のような場合は、ポップアップブロックを有効にしていても広告などが表示されることがあります：
- ポップアップのように作成されたWebサイト広告（サイト内に組み込まれた広告）
- ユーザーがボタンやリンクをクリックして開くポップアップ
- Webサイトの通知（これは別の設定で管理します）
このような場合は、広告ブロッカーを導入するか、Webサイトの通知設定を別途管理する必要があります。
まとめ
Windows 11のMicrosoft Edgeでは、ポップアップブロック機能によって不要な広告などからユーザーを保護しています。しかし、必要なポップアップまでブロックされてしまうこともあるため、状況に応じてポップアップブロックを無効にすることができます。
ポップアップブロックを無効にするには、アドレスバーに表示されるアイコンをクリックして許可するか、設定から特定のサイトを許可リストに追加する方法、「ブロック済み（推奨）」のスイッチを「オフ」にする方法があります。
セキュリティとユーザビリティのバランスを考えながら、必要に応じて設定を調整しましょう。