記名式SuicaとPASMOの販売が8月2日から一時中止に

交通系ICカードのSuicaとPASMOは、無記名式に続いて記名式のカードも8月2日から当面の間販売を中止することになりました。
※記事内容の一部に誤りがあることがあるかもしれませんが、ご了承ください。ご指摘いただければ修正等いたします。

 
 

販売中止の理由

世界的な半導体不足の影響で、カードの製造が困難になっているためです。定期券やモバイルSuica/PASMOは通常通り利用できますが、新規にカードを購入したい方は注意が必要です。

記名式と無記名式の違いは?

SuicaとPASMOは、首都圏を中心に使われる交通系ICカードです。電車やバスなどの公共交通機関やコンビニなどの店舗、自販機で利用できます。SuicaはJR東日本が発行し、PASMOは私鉄や地下鉄、バス会社が発行しており、相互に利用できます。

SuicaとPASMOには、記名式と無記名式の2種類があります。記名式は、カードに氏名や住所などの個人情報を登録することで、紛失時に再発行できるようになります。無記名式は、個人情報を登録せずに利用できるため、手軽に購入できますが、紛失時に再発行できません。また、記名式は定期券を発行できますが、無記名式は発行できません。

販売中止の理由

SuicaとPASMOの販売中止の理由は、世界的な半導体不足です。半導体は、スマートフォンやパソコンなどの電子機器に欠かせない部品ですが、新型コロナウイルスの影響で供給が減り、需要に追いつかなくなっています。SuicaとPASMOのカードも半導体を使用しており、安定した製造計画が立てられなくなっているため、販売を中止することになりました。

無記名式のSuicaとPASMOは6月8日から販売を中止していますが、記名式も8月2日から当面の間販売を中止します。販売再開の時期は未定ですが、Suicaは2024年春ごろを目指しています。ただし、青森エリアや盛岡エリアなど5月27日からSuicaサービスのエリアとして拡大した地域では引き続き販売されます。

どうすればいいのか?

SuicaとPASMOの販売中止は新規発売のみで、既存の定期券やSuica/PASMOカード、モバイルSuica/PASMOは通常通り利用できます。定期券や小児用・障害者用カードの販売や紛失時の再発行も継続されます。

新規にカードを購入したい方は、「ウェルカムスイカ」や「PASMO 企画乗車券」などの一部の無記名カードを利用できますが、発売場所や枚数に制限があります。また、記名式のカードを必要とする方は、販売再開まで待つか、他の交通系ICカードを検討する必要があります。首都圏以外では、ICOCAやKitacaなどのカードが利用できますが、エリアや機能に違いがあるので注意してください。

 
 
ニュース
 
 
PCエトセトラ
error:Content is protected !!