【Windows 11】Windows Updateのアクティブ時間を設定して作業中の再起動を防ぐ方法

この記事は約7分で読めます。

今回は、Windows 11のWindows Update「アクティブ時間」の設定について、仕組みから設定手順、再起動のタイミングを上手にコントロールするためのコツまで紹介します。

※WindowsはUpdateにより設定項目等が変わることがあるため、記事中のUI名や操作手順等がユーザー様のWindows環境とは一部異なる場合があります。

Windows Updateのアクティブ時間とは

Windows 11は、セキュリティ修正や機能の改善を含む更新プログラムを自動でダウンロードし、インストールします。多くの更新は裏側で静かに進みますが、中にはインストールを完了するためにパソコンの再起動が必要なものがあります。

作業の途中で再起動の準備が始まると、書きかけの資料を保存し直したり、開いていたアプリを立ち上げ直したりする手間が発生します。こうした事態を避けるために用意されているのがアクティブ時間です。

アクティブ時間は「普段このパソコンを使っている時間帯」をWindowsに伝える設定です。Windowsはこの時間帯を避けて、更新に伴う自動再起動を行います。つまり、アクティブ時間を自分の生活リズムに合わせておくだけで、使っている最中に再起動されるリスクを抑えられます。

アクティブ時間の初期設定

アクティブ時間は、何も変更していなければパソコンの利用状況に応じて自動で調整される設定、または朝から夕方までの時間帯が設定されていることが一般的です。在宅勤務で夜遅くまで作業する方や、早朝に使う方の場合、初期の時間帯が実際の利用時間とずれていることがあります。一度自分の設定を確認しておくと安心です。

指定できる時間の長さ

アクティブ時間は1日24時間すべてを指定できるわけではなく、最長18時間までの範囲で設定します。残りの時間帯は、更新の再起動に使われる可能性がある時間として残しておく必要があります。

Windows 11でアクティブ時間を設定する手順

アクティブ時間の設定方法は「自動」と「手動」の2種類です。どちらも設定アプリから数クリックで変更できます。

自動で調整する方法

パソコンを使う時間帯が日によって変わる方は、Windowsに任せる方法が便利です。

  1. スタートボタンを右クリックするか、Windowsキー+Iキーを押して「設定」を開きます。
  2. 左側のメニューから「Windows Update」を選択します。
  3. 「詳細オプション」をクリックします。
  4. 「アクティブ時間」の項目を開き、「アクティブ時間の調整」のドロップダウンから「自動」を選びます。

自動にすると、Windowsがデバイスの使用状況をもとにアクティブ時間を調整します。現在どの時間帯が設定されているかは、同じ画面で確認できます。

手動で時間帯を指定する方法

勤務時間や学習時間が決まっている方は、手動で指定したほうが意図どおりに動作します。

  1. 「設定」から「Windows Update」→「詳細オプション」の順に開きます。
  2. 「アクティブ時間」を開き、「アクティブ時間の調整」のドロップダウンで「手動」を選びます。
  3. 表示された開始時刻と終了時刻を、自分がパソコンを使う時間帯に合わせて設定します。

設定は選択した時点で反映されます。保存ボタンを押す操作は必要ありません。

アクティブ時間を決めるときのコツ

アクティブ時間は「長く取れば安心」というものではありません。いくつかのポイントを押さえておくと、更新と作業のバランスが取りやすくなります。

実際に使う時間帯より少し広めに取る

仕事を9時に始めるなら開始時刻を8時に、18時に終えるなら終了時刻を19時か20時にするなど、前後に余裕を持たせると安心です。始業直前にパソコンを起動したときや、少し残業したときに再起動が始まるのを防げます。

パソコンの電源を入れておく時間帯を意識する

自動再起動は、アクティブ時間外にパソコンが起動していて、操作されていないときに行われます。アクティブ時間外は常に電源を切っている、という使い方では、再起動の機会がなかなか訪れません。その結果、次にパソコンを起動したときに更新の再起動を求める通知が繰り返し表示されることがあります。

たとえば昼休みや夕方以降など、作業していない時間帯にパソコンを起動したままにしておくと、その間に更新を済ませやすくなります。

18時間の上限を有効に使う

朝から深夜まで断続的に使う方は、上限いっぱいの18時間を指定するのも一つの方法です。ただし、残る6時間は再起動に使われる可能性がある時間帯になります。就寝中など確実に使わない時間帯がアクティブ時間外になるよう調整しておきましょう。

アクティブ時間と組み合わせたい更新関連の設定

アクティブ時間だけでなく、Windows Updateには再起動のタイミングを調整する機能がいくつか用意されています。組み合わせて使うことで、さらに作業を中断されにくくなります。

再起動のスケジュールを指定する

更新プログラムのインストールが終わり、再起動待ちの状態になると、「Windows Update」の画面に再起動に関する選択肢が表示されます。ここで「再起動のスケジュール」を選ぶと、都合のよい日時を指定して再起動させることができます。

「今日の会議が終わったあと」「明日の朝一番」など、具体的な時間を決めておけるので、アクティブ時間では対応しきれない突発的な予定にも合わせやすくなります。

再起動が必要なときに通知を受け取る

「詳細オプション」には、更新を完了するために再起動が必要なときに通知を表示する設定があります。これをオンにしておくと、再起動の前に知らせてもらえるため、保存し忘れを防ぎやすくなります。

更新を一時停止する

大事なプレゼンテーションや出張、締め切り前など、しばらく更新による再起動を避けたい時期には「更新の一時停止」が役立ちます。

  1. 「設定」→「Windows Update」を開きます。
  2. 「更新の一時停止」の項目で、再開する日付を選択します。

一時停止中は、再起動が必要になる可能性のある更新のダウンロードやインストールが行われず、自動再起動も発生しません。一時停止できる期間は現在の日付から最長35日間で、期間内であれば後から終了日を延ばすこともできます。

ただし、一時停止は更新を先送りする機能です。期間が終わると最新の更新プログラムの確認とインストールが行われます。また、一時停止を始めたときに進行中だった更新はキャンセルされます。長期間更新しない状態はセキュリティ面で好ましくないため、予定が落ち着いたら手動で再開して更新を済ませておくのがおすすめです。

再起動を確実に済ませるためのちょっとした工夫

アクティブ時間を設定しても、再起動そのものを避け続けることはできません。更新は安全にパソコンを使うために必要なものなので、「自分のタイミングで再起動する」習慣を作っておくと気持ちよく使えます。

  • 作業の区切りで自分から再起動する:タスクバーやスタートメニューの電源アイコンに「更新して再起動」が表示されていたら、休憩の前などに実行しておくと、予定外の再起動を待つ必要がなくなります。
  • シャットダウン前に更新を確認する:電源メニューに「更新してシャットダウン」がある場合は、それを選ぶと終業時に更新を済ませられます。
  • ノートパソコンは電源に接続しておく:更新のインストールや再起動には時間がかかることがあるため、バッテリー残量が少ない状態で始めないようにしましょう。
  • こまめに保存する習慣をつける:自動保存に対応したアプリやクラウドストレージを活用しておくと、万一再起動が始まっても作業内容を失いにくくなります。

会社や学校のパソコンで設定できない場合

職場や学校から支給されたパソコンでは、管理者がグループポリシーや管理ツールでWindows Updateの動作を一括管理していることがあります。この場合、アクティブ時間や一時停止の項目がグレー表示になって変更できなかったり、「一部の設定は組織によって管理されています」と表示されたりします。

管理されているパソコンでは、更新のタイミングも組織の方針に沿って決められています。再起動のタイミングで業務に支障が出る場合は、自分で設定を変えようとせず、社内のIT担当者や管理者に相談するのが適切です。

まとめ

Windows 11のWindows Updateのアクティブ時間は、パソコンを使っている時間帯を指定して、更新に伴う自動再起動を避けるための設定です。

  • 設定場所は「設定」→「Windows Update」→「詳細オプション」→「アクティブ時間」です。
  • 利用時間が不規則なら「自動」、決まっているなら「手動」で開始時刻と終了時刻を指定します。
  • 指定できるのは最長18時間で、前後に余裕を持たせた時間帯にするのがコツです。
  • 急な予定には「再起動のスケジュール」や「更新の一時停止」を組み合わせると対応しやすくなります。
  • 更新は安全のために必要なものなので、作業の区切りで自分から再起動する習慣も取り入れましょう。

アクティブ時間を自分の生活リズムに合わせて設定し、更新と作業の両立に役立ててください。