今回は、Windows11のスタートメニューでピン留めを整理し、よく使うアプリやフォルダーへ移動しやすくする方法を紹介します。
スタートメニューのピン留め整理でできること
Windows11のスタートメニューは、画面下のWindowsボタンを押したときに開く基本の操作場所です。検索、アプリ一覧、電源操作、最近使ったファイルなどがまとまっていますが、ピン留め済みの領域が散らかっていると、目的のアプリを探すたびに余計な時間がかかります。
スタートメニューのピン留め整理では、よく使うアプリを上のほうへ置いたり、使わない項目を外したり、関連するアプリを近くにまとめたりできます。仕事用、学習用、画像編集用、ゲーム用のように使い分けると、デスクトップにショートカットを増やさずに済みます。
ポイントは、全部を並べようとしないことです。スタートメニューは「たまに使うアプリ置き場」ではなく、「毎日または毎週使うものへすぐ移動する場所」と考えると整理しやすくなります。
ピン留めするアプリを決める考え方
まずは、スタートメニューに残すアプリを絞ります。Windows11ではアプリを多くピン留めできますが、数が増えるほど探す手間も増えます。最初に用途を分けて、必要なものだけを残すのがおすすめです。
- 毎日開くブラウザー、メール、メモ、チャット
- 作業開始時に使うフォルダー管理、クラウド、カレンダー
- 設定変更でよく開くWindows設定、ターミナル、電卓
- 趣味や制作で使う画像、動画、音楽関連アプリ
反対に、インストール後ほとんど開いていないアプリ、検索すればすぐ見つかるアプリ、通知から開くことが多いアプリは、無理にピン留めしなくても困りにくいです。
迷う場合は、1週間のうちに手動で起動したアプリだけを候補にします。使用頻度を基準にすると、見た目だけの整理ではなく、実際の作業に合うスタートメニューになります。
アプリをスタートメニューにピン留めする
アプリを追加したいときは、スタートメニューからアプリ一覧を開き、目的のアプリを右クリックして「スタートにピン留めする」を選びます。検索欄でアプリ名を入力し、検索結果から右クリックしても同じように追加できます。
ピン留め後は、スタートメニューの先頭付近に表示されることがあります。使いやすい位置へ移動するには、アイコンをドラッグして並べ替えます。よく使うものほど上、関連するものほど近くに置くと、あとから探しやすくなります。
起動する頻度が高いアプリは、最初の画面に入る位置へ置くのがコツです。スクロールしないと見えない場所にあると、結局検索やデスクトップのショートカットに頼りがちになります。
不要なピン留めを外す
不要な項目は、アイコンを右クリックして「スタートからピン留めを外す」を選びます。これはアプリの削除ではなく、スタートメニューから表示を外すだけです。アプリ本体は残るため、必要になれば検索やアプリ一覧から起動できます。
購入直後のパソコンや初期設定後のWindows11では、使わないアプリが最初から並んでいることがあります。まず不要なものを外してから必要なものを追加すると、短時間で見やすくできます。
整理するときは、次の順で進めると迷いにくいです。
- 使っていないアプリをピン留めから外す
- 毎日使うアプリを上段へ移動する
- 用途が近いアプリを横並びまたは近い位置へまとめる
- 1週間ほど使い、開かなかったものをさらに外す
一度で完成させる必要はありません。使いながら少しずつ減らすほうが、実際の使い方に合った配置になります。
フォルダー化して種類ごとにまとめる
Windows11のスタートメニューでは、ピン留めしたアプリ同士を重ねることでフォルダーを作れます。たとえば、画像編集アプリを一つのフォルダーにまとめたり、Office系アプリをまとめたりできます。
作り方は簡単です。スタートメニューでアプリのアイコンをドラッグし、別のアプリの上に重ねます。フォルダーが作成されたら、名前を付けておくと用途が分かりやすくなります。
フォルダー名は短くすると見やすくなります。
- 仕事
- 学習
- 画像
- 動画
- 設定
- ゲーム
ただし、何でもフォルダーに入れると開く手順が増えます。毎日必ず使うアプリは単独で置き、週に数回使う関連アプリをフォルダーに入れるとバランスが取りやすいです。
おすすめの並べ方
スタートメニューのピン留め整理では、自分の作業順に合わせて並べると使いやすくなります。名前順や見た目の色だけで並べるより、実際に操作する流れに合わせるほうが迷いにくいです。
たとえば、パソコンを起動して最初に開くものを上段に置きます。ブラウザー、メール、メモ、カレンダー、クラウドストレージなどです。次の段には、作業中に使うアプリを置きます。文書作成、表計算、画像編集、チャットなどです。下の段には、設定、電卓、スクリーンショット、ターミナルなど補助的に使うものを置きます。
「起動順」で並べると、朝の作業開始がスムーズになります。用途別に並べたい場合は、左から右へ「連絡」「作成」「確認」「設定」のように役割を決めるのも有効です。
おすすめ欄の表示も見直す
スタートメニューには、ピン留めの下に「おすすめ」欄があります。最近開いたファイルや追加したアプリが表示されるため、便利な場面もあります。一方で、他人に画面を見せる機会が多い人や、余計な表示を減らしたい人は設定を見直すと落ち着いた画面になります。
設定を変えるには、Windowsの「設定」から「個人用設定」へ進み、「スタート」を開きます。最近追加したアプリ、よく使うアプリ、最近開いた項目などの表示を切り替えられます。
作業用のパソコンでは、最近開いたファイル名が表示されると困る場合があります。会議で画面共有をする人は、必要に応じておすすめ欄の表示を減らしておくと安心です。
スタートメニューとタスクバーを使い分ける
よく使うアプリは、スタートメニューだけでなくタスクバーにも置けます。どちらにも同じアプリを置きすぎると管理が重複するため、役割を分けると整理しやすくなります。
タスクバーは、今すぐ起動したい最重要アプリ向きです。ブラウザー、メール、エクスプローラーなど、ほぼ毎日使うものを少数だけ置くと便利です。スタートメニューは、次によく使うアプリや用途別のまとまりに向いています。
目安として、タスクバーは常時使うもの、スタートメニューは必要なときに探さず開きたいもの、と分けると重複が減ります。
整理後に確認したいこと
ピン留め整理が終わったら、数日使ってから見直します。最初は良いと思った配置でも、実際にはあまり開かないアプリが混ざることがあります。反対に、検索で何度も起動しているアプリがあれば、スタートメニューへ追加する候補です。
確認するときは、次の点を見ると判断しやすいです。
- 最初の画面に必要なアプリが収まっているか
- フォルダーを開く回数が多すぎないか
- タスクバーと役割が重なりすぎていないか
- 使っていないアプリが残っていないか
- 画面共有時に見せたくない項目が出ていないか
整理は、増やす作業より減らす作業を意識すると続けやすくなります。
まとめ
Windows11のスタートメニューは、ピン留め整理をするだけで日常の操作が扱いやすくなります。よく使うアプリを上に置き、不要なものを外し、関連アプリをフォルダーでまとめると、探す手間を減らせます。
タスクバーには最重要アプリ、スタートメニューには用途別によく使うアプリを置くと、役割が分かれて管理しやすくなります。最初から完璧に並べるより、1週間ほど使いながら入れ替えるほうが、自分の作業に合った配置になります。
スタートメニューのピン留め整理は、設定変更や専用ツールなしで始められるWindows11の身近な改善です。パソコンを開いたときに毎回探しているアプリがあるなら、まずはそのアプリを上段へ移動するところから試してみてください。