今回は、Windows11のパソコンを安全で快適な状態に保つための仕組みである「Windows Update(ウィンドウズアップデート)」の役割と、手動で更新をチェックする方法を紹介します。
Windows Updateの重要な役割
Windows Updateは、マイクロソフトから提供されるパソコンの改良データを、インターネット経由で受け取るための機能です。
この更新プログラムには、大きく分けて三つの重要な役割があります。
セキュリティの強化
インターネットの世界では、日々新しいウイルスの脅威や、システムを攻撃するための弱点(脆弱性)が発見されています。
Windows Updateは、こうした新しい脅威に対抗するための防波堤を補強し、パソコン内の大切なデータが盗まれたり壊されたりするのを防ぐ役割を担っています。
更新を怠ると、パソコンが丸腰の状態に近づいてしまうため、セキュリティ面で最も重要な機能といえます。
不具合(バグ)の修正
パソコンを使っていると、「特定のアプリが急に閉じてしまう」「プリンターがうまく動かない」といった問題が起きることがあります。
これらはWindowsのシステムに隠れていた小さなミス(バグ)が原因であることが多く、更新プログラムを受け取ることで、これらの不具合が修復され、動作が安定するようになります。
新しい機能の追加
セキュリティや不具合の修正だけでなく、よりパソコンを便利に使うための新しい機能が追加されたり、画面のデザインが使いやすく変更されたりすることもあります。
定期的にアップデートを行うことで、パソコンを常に最新・快適な状態に保つことができます。
更新プログラムを確認・適用する手順
通常、Windows Updateは裏側で自動的に行われますが、急いで最新の状態にしたい場合や、しばらくパソコンをインターネットに繋いでいなかった場合は、手動で確認して更新を進めることができます。
設定画面からの手動チェック
- 画面下のタスクバーにあるスタートボタンをクリックし、設定(歯車アイコン)を開きます。
- 設定画面の左側に並ぶメニューの一番下にあるWindows Updateをクリックします。
- 画面の右上にある青い更新プログラムのチェックというボタンをクリックします。
ボタンを押すと、パソコンがマイクロソフトのサーバーと通信を行い、新しい更新データがないかを確認し始めます。
更新プログラムのダウンロードとインストール
チェックの結果、新しい更新が見つかった場合は、自動的にデータのダウンロードとインストール(パソコンへの組み込み)が始まります。
画面に「ダウンロード中 – 〇〇%」や「インストール中 – 〇〇%」と表示されるので、そのまま作業を続けながら終わるのを待ちます。
通信環境や更新データの大きさによっては、数十分から1時間ほどかかることもあります。
パソコンの再起動
更新プログラムの中には、パソコンを再起動しないと完全に組み込まれないものがあります。
インストールが終わった後に「再起動が必要です」というメッセージと今すぐ再起動するというボタンが表示されたら、編集中のファイルなどをすべて保存し、アプリを閉じてからボタンをクリックします。
再起動中は画面が何度か青や黒に切り替わり、「更新プログラムを構成しています」といったメッセージが表示されるため、絶対にパソコンの電源を切らずに、そのまま待ちます。
アップデートを快適に行うための工夫
作業中に突然再起動が始まったり、急にパソコンの動作が重くなったりするのを防ぐための設定機能も用意されています。
アクティブ時間の設定
自分がパソコンを使って仕事や作業をしている時間帯を「アクティブ時間」として登録しておくと、その時間内は自動で再起動が行われなくなります。
- Windows Updateの画面を開き、詳細オプションをクリックします。
- 「アクティブ時間」という項目をクリックして展開します。
- 「アクティブ時間を調整する」の右側のメニューを手動に変更し、開始時刻と終了時刻(例:朝9時から夕方18時など)を設定します。
この設定をしておけば、作業の途中で急にパソコンが再起動してデータが消えてしまうといった事故を防げます。
更新を一時停止する
出張先などでスマートフォンのテザリング(通信量を気にしなければならない接続)を使っているときなど、大きなデータのダウンロードを避けたい場合には、更新を一時的に停止することができます。
- Windows Updateの画面の「更新の一時停止」という項目の右側にあるメニューを開きます。
- 「1週間一時停止する」や「2週間一時停止する」などの期間を選びます。
指定した期間が過ぎるか、自分で「更新の再開」ボタンを押すまでは、自動でのアップデートが行われなくなります。
まとめ
Windows11のWindows Updateは、パソコンをウイルスの脅威から守り、不具合を解消して快適な動作を維持するための必要不可欠な機能です。
基本的には自動で処理してくれますが、設定画面から「更新プログラムのチェック」ボタンを押すことで、いつでも手動で最新の状態に保つことができます。
また、作業を邪魔されないように「アクティブ時間」を設定したり、通信環境に合わせて「一時停止」を活用することで、自分のペースに合わせてアップデートを管理できるようになります。