今回は、Windows 11でコントロールパネルを開く方法と基本的な使い方を紹介します。
Windows 11では設定アプリが主流となりましたが、コントロールパネルも引き続き利用でき、詳細な設定変更に必要な場面があります。
Windows 11のコントロールパネルとは
コントロールパネルは、Windowsのシステム設定を管理するツールです。Windows 11では「設定」アプリが新しい設定管理の中心となっていますが、コントロールパネルには設定アプリでは変更できない詳細な項目が含まれています。
主な機能として、以下のような設定を管理できます:
- ハードウェアとサウンドの詳細設定
- ネットワークとインターネットの高度な設定
- プログラムのアンインストールと変更
- ユーザーアカウントの管理
- システムとセキュリティの設定
Windows 11でコントロールパネルを開く方法
スタートメニューから検索して開く方法
- タスクバーのスタートボタンをクリック
- 検索ボックスに「コントロールパネル」と入力
- 検索結果に表示される「コントロールパネル」をクリック
Windowsツールから開く方法
スタートメニューからWindowsツールを経由してアクセスする方法もあります。
- タスクバーのスタートボタンをクリック
- 「すべてのアプリ」をクリック
- 下にスクロールして「Windowsツール」をクリック
- 「コントロールパネル」をクリック
ファイル名を指定して実行から開く方法
より迅速にアクセスしたい場合は、「ファイル名を指定して実行」を使用します。
- Windows キー + R を同時に押す
- 「ファイル名を指定して実行」ダイアログボックスが表示される
- 「control」と入力してEnterキーを押す
エクスプローラーから開く方法
エクスプローラーのアドレスバーを使用してコントロールパネルにアクセスできます。
- エクスプローラーを開く
- アドレスバーに「control」と入力してEnterキーを押す
コントロールパネルの主要な項目
システムとセキュリティ
システムとセキュリティでは、以下の設定を管理できます:
- システム:コンピューター名の変更、パフォーマンス設定
- Windows Defender ファイアウォール:ファイアウォールとウイルス対策の設定
- 電源オプション:省電力設定とスリープ設定
- Windows ツール:イベントビューアーやタスクスケジューラなど
ネットワークとインターネット
ネットワーク関連の詳細設定を行う項目です。
- ネットワークと共有センター:ネットワーク接続の状態確認
- インターネット オプション:ブラウザーの詳細設定
プログラム
インストールされているプログラムの管理を行います。
- プログラムと機能:アプリケーションの削除や修復
- 既定のプログラム:ファイルの関連付け設定
コントロールパネルと設定アプリの使い分け
Windows 11では、多くの設定項目が「設定」アプリに移行されていますが、以下のような場合にはコントロールパネルが必要です:
- 詳細なハードウェア設定:デバイスマネージャーやサウンド設定の詳細項目
- 従来のプログラムの管理:古いアプリケーションのアンインストールや修復
- 高度なネットワーク設定:詳細なTCP/IP設定やプロキシ設定
- システム管理:パフォーマンス設定やシステムの詳細情報
一般的な設定変更は「設定」アプリで行い、より詳細な設定や従来の機能が必要な場合にコントロールパネルを使用するという使い分けが適しています。
よく使われるコントロールパネルの項目
デバイスマネージャー
ハードウェアの状態確認やドライバーの更新に使用します。「システムとセキュリティ」→「システム」→「デバイスマネージャー」からアクセスできます。
プログラムのアンインストール
不要なプログラムの削除に使用します。「プログラム」→「プログラムのアンインストール」からアクセスできます。
ユーザーアカウント
アカウントの種類変更やパスワード設定に使用します。「ユーザーアカウント」→「ユーザーアカウント」からアクセスできます。
まとめ
Windows 11のコントロールパネルは、設定アプリでは対応できない詳細な設定変更に重要な役割を果たしています。
検索機能や「ファイル名を指定して実行」を使用することで、簡単にアクセスできます。
日常的な設定変更は設定アプリを使用し、より詳細な設定が必要な場合にコントロールパネルを活用することで、Windows 11を管理できます。