今回は、Windows 11でデスクトップアイコンを自由に並べ替える方法を紹介します。
デスクトップの整理整頓は作業効率を上げるだけでなく、パソコン使用時の快適さにも直結します。しかし、Windows 11では時々アイコンが勝手に移動したり、再起動後に並び順が変わってしまうことがあります。
この記事では、そんな問題を解決し、アイコンを思い通りに配置する方法を解説します。
アイコンの自動整列を無効にする
まず最初に、アイコンの自動整列機能を無効にします。
手順:
1. デスクトップの何もない場所で右クリックします。
2. 表示されたメニューから「表示」を選択します。
3. 「アイコンの自動整列」のチェックを外します。
4. 同時に「アイコンを等間隔に整列」のチェックも外すことをおすすめします。
これにより、アイコンを自由に配置できるようになります。
アイコンキャッシュの削除
アイコンの配置が不安定な場合、アイコンキャッシュを削除することで問題が解決することがあります。
手順:
1. エクスプローラーを開き、C:\Users(ユーザー)\ユーザー名\AppData\Local に移動します。
2. 「IconCache.db」というファイルを見つけて削除します。
3. パソコンを再起動します。
注意:隠しファイルの表示を有効にする必要があります。
グラフィックドライバーの更新
デスクトップアイコンの問題は、古いグラフィックドライバーが原因の場合もあります。
手順:
1. スタートメニューから「デバイスマネージャー」を開きます。
2. 「ディスプレイアダプター」を展開します。
3. お使いのグラフィックカードを右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。
システムアイコンの扱い
「ごみ箱」や「PC」などのシステムアイコンが問題の原因となることがあります。
対策:
1. これらのアイコンのショートカットを作成します。
2. 元のシステムアイコンを非表示にします(設定 → 個人用設定 → テーマ → デスクトップアイコンの設定)。
3. ショートカットのみを使用してデスクトップを整理します。
最新のWindows更新プログラムの適用
Microsoft社は定期的にバグ修正や機能改善を行っています。Windows Updateを最新の状態に保つことで、アイコンの問題が解決する可能性があります。
手順:
1. 設定を開き、「Windows Update」を選択します。
2. 「更新プログラムのチェック」をクリックします。
3. 利用可能な更新プログラムがあれば、インストールします。
まとめ
Windows 11でデスクトップアイコンを自由に配置するには、自動整列機能の無効化が基本となります。それでも問題が解決しない場合は、アイコンキャッシュの削除やドライバーの更新、システムアイコンの扱いの変更などを試してみてください。また、常に最新のWindows更新プログラムを適用することで、多くの問題を未然に防ぐことができます。