【3密チェッカー】周囲の3密状態を15分おきに自動で記録する！

新型コロナ（COVID-19）の感染拡大を抑えるために政府主導で「新型コロナウイルス接触確認アプリ（COCOA）」がリリースされて、アプリのダウンロード数は1400万を超えたようですが、新型コロナウイルス陽性者のアプリへの登録数は数約200人に留まっているようです。
残念ながら、これではアプリによる新型コロナ陽性者への接触確認は不十分です。

たとえば、新型コロナ陽性者の方がスマートフォンにアプリをインストールしていてもアプリに陽性者の登録をしていなければ、その人が（同じくアプリをインストールしている）自分の周囲1m以内に15分以上いたとしても、自分のスマホのアプリは「コロナ陽性者と接触した」と判断できません。

「新型コロナウイルス接触確認アプリ（COCOA）」が役に立つレベルに達するには、人口の6割（約1億2650万人x0.6=約7590万人）に普及する必要があるようですが、それとあわせて、新型コロナ陽性者の方が全員（こちらも6割でいい？）アプリに陽性者登録をする必要があります。
（2020年8月28日時点の感染者数が約10000人なので、アプリが接触確認できるのは日本国内の新型コロナ陽性者の2.25%（225人（陽性者登録数 2020年8月13日時点）/10000人=約0.0225（2.25%））のみとなります（コロナ陽性者の方がCOCOAアプリに陽性者登録をしていない場合は、コロナ陽性者の方がCOCOAアプリをインストールしていてもいなくても同じなので、計算式には入れていません））

このような状況の中、政府とは関係のないところで「3密チェッカー」という「自分の周囲の3密（密閉・密集・密接）状態を計測する」アプリがリリースされました。

今回は、この「3密チェッカー」アプリについて紹介します。

アプリの特徴
1. 注意点
「3密チェッカー」アプリの初期設定を行う
動作確認をする

アプリの特徴

まずは、アプリの特徴についてです。

・3つの密（密閉・密集・密接）を15分おきに測定し、自動で記録する

・記録データは端末内に今日＋過去20日間分が保存され、後で詳細を確認することができる

・1日の密割合や最大21日分の密具合を円グラフで示す、日別危険度を折れ線グラフで示す、1日の時間別密状況を棒グラフで示す

・最大21日分の1密以上だった場所に色付けしたピンを立てて「危険度分布マップ」として表示する

・下記の方法で3密状態を計測するため、周囲の人がアプリをインストールしていなくても、自分がアプリをインストールしていれば、3密状態を計測できる

密閉：マイクで騒音レベルを測る（40dBを超えると密閉と判断）

密集：周りのBluetoothデバイス数をカウントし、40デバイスを超えると密集と判断

密接：近接するBluetoothデバイス数をカウントし、3デバイスを超えると密接と判断

注意点

・「3密チェッカー」アプリでは、新型コロナ陽性者との接触確認はできません。

・何らかの方法で自分が新型コロナ陽性者になったとわかったときに（体調不良で病院に行ったらPCR検査を勧められ、PCR検査を受けたら新型コロナ陽性反応が出た等）、「3密チェッカー」アプリで過去21日間の1密以上だった場所と日時を調べて、その中のどこかで新型コロナウイルスに感染した可能性があると推測できる、といったアプリの使い方ができます。