【Windows 11】Windows Helloの顔認証と指紋認証を設定してサインインを簡単にする方法

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今回は、Windows 11の「Windows Hello」で顔認証と指紋認証を設定し、パスワードを入力せずにサインインする方法と、使い勝手を高めるコツを紹介します。

Windows Helloとは

Windows Helloは、Windows 11に用意されているサインインの仕組みです。パスワードの代わりに、顔認証・指紋認証・PINのいずれかでパソコンにサインインできます。
毎回長いパスワードを入力する必要がなくなるため、パソコンを開いてから作業を始めるまでの手間が減ります。また、肩越しにパスワードを見られる心配も少なくなります。

顔認証と指紋認証に必要な機器

Windows Helloの顔認証と指紋認証は、どのパソコンでも使えるわけではありません。対応した機器が必要です。

  • 顔認証:Windows Helloに対応した赤外線カメラが必要です。一般的なWebカメラだけでは利用できない場合があります。
  • 指紋認証:指紋リーダー(指紋センサー)が必要です。ノートパソコンでは電源ボタンやキーボード付近に内蔵されていることがあります。
  • PIN:特別な機器は不要です。顔認証や指紋認証を設定する前に、PINの設定を求められることがあります。

パソコンに内蔵されていない場合でも、USBで接続するWindows Hello対応の外付けカメラや指紋リーダーを追加すれば利用できます。購入する際は、製品の説明に「Windows Hello対応」と書かれているかを確認すると安心です。

対応しているかを確認する方法

自分のパソコンで使えるかどうかは、設定画面で確認できます。後述する「サインインオプション」を開き、顔認識や指紋認識の項目を選んだときに「このオプションは現在利用できません」といった表示が出る場合は、対応機器が接続されていないか、ドライバーが正しく動作していない可能性があります。

Windows Helloの顔認証を設定する手順

顔認証は、パソコンの前に座るだけでサインインできる方法です。キーボードやマウスに触れずに済むため、手がふさがっているときにも便利です。

  1. スタートボタンを右クリックし、「設定」を開きます。
  2. 左側のメニューから「アカウント」を選び、「サインインオプション」をクリックします。
  3. 「サインインの方法」の一覧から「顔認識 (Windows Hello)」を選びます。
  4. 「セットアップ」をクリックし、表示される案内に従って進めます。
  5. 本人確認のため、PINの入力を求められたら入力します。
  6. カメラに顔を向け、画面の枠内に顔が収まるようにして登録が終わるまで待ちます。

登録が終わると、次回からはロック画面でカメラの前に顔を向けるだけでサインインできます。

顔認証の精度を上げるコツ

顔認証がうまくいかないことがある場合は、次の点を見直すと改善につながります。

  • 普段使う環境で登録する:自宅のデスクなど、よく使う場所の明るさで登録すると認識が安定します。
  • メガネをかける人は両方の状態で登録する:登録後に表示される「認識精度を高める」を使い、メガネをかけた状態とかけていない状態の両方を追加しておくと、どちらでもサインインしやすくなります。
  • カメラのレンズを拭く:指紋やほこりで汚れていると認識に時間がかかることがあります。
  • カメラとの距離を一定にする:近すぎたり遠すぎたりせず、画面を見る普段の姿勢を保つと認識されやすくなります。

Windows Helloの指紋認証を設定する手順

指紋認証は、センサーに指を当てるだけでサインインできる方法です。カメラを使わないため、周囲の明るさに左右されにくい点が特徴です。

  1. 「設定」を開き、「アカウント」→「サインインオプション」の順に進みます。
  2. 「指紋認識 (Windows Hello)」を選び、「セットアップ」をクリックします。
  3. 案内に従ってPINを入力し、本人確認を行います。
  4. 画面の指示に合わせて、指紋リーダーに指を当てたり離したりする操作を繰り返します。
  5. 指の角度を少しずつ変えながら、指先の端の部分も読み取らせます。
  6. 登録が完了したら、画面を閉じます。

指紋認証を快適に使うコツ

  • 複数の指を登録する:登録後に「別の指を追加」から、左右の手の指をそれぞれ登録しておくと、どちらの手でもサインインできます。けがなどで片方の指が使えないときにも役立ちます。
  • 角度を変えて丁寧に登録する:指を当てる向きは毎回少しずつ変わるため、登録時にさまざまな角度で読み取らせると、認識される確率が上がります。
  • 指とセンサーを清潔に保つ:手が濡れていたり、センサーが汚れていたりすると読み取りに失敗しやすくなります。乾いた柔らかい布でセンサーを拭くと改善することがあります。
  • 乾燥する季節は手の状態に気を配る:指先が乾燥しすぎると読み取りにくくなることがあります。認識しにくくなったら、指紋を登録し直すのも一つの方法です。

Windows Helloを安全に使うためのポイント

顔認証や指紋認証は便利ですが、安全に使い続けるためにいくつか押さえておきたい点があります。

PINは忘れないように管理する

顔や指紋が認識されないときは、PINが代わりのサインイン手段になります。マスクを着けていて顔が認識されない場合や、指先をけがしている場合などに必要になるため、PINは確実に入力できるようにしておきましょう。PINはそのパソコンだけで使われる番号なので、ほかのサービスのパスワードと同じにしないことも大切です。

生体情報はパソコン内に保存される

Windows Helloで登録した顔や指紋の情報は、写真や指紋の画像そのものとしてインターネット上に送られるわけではなく、そのデバイス内で管理されます。別のパソコンで同じように使いたい場合は、そのパソコンで改めて登録する必要があります。

パスワードなしのサインインを有効にする

「サインインオプション」の「追加の設定」には、MicrosoftアカウントでのサインインをWindows Helloのみに限定する設定があります。これをオンにすると、このパソコンではパスワードの代わりにWindows Helloを使う形になり、パスワードを盗み見られるリスクを減らせます。オンにする前に、PINや顔認証、指紋認証のいずれかが確実に使える状態であることを確認しておくと安心です。

登録情報を削除・再登録する方法

パソコンを人に譲る場合や、認識が不安定になった場合は、登録を削除してやり直すことができます。

  1. 「設定」→「アカウント」→「サインインオプション」を開きます。
  2. 「顔認識 (Windows Hello)」または「指紋認識 (Windows Hello)」を選びます。
  3. 「削除」をクリックすると、登録した情報が消去されます。
  4. 再度使う場合は、「セットアップ」から登録し直します。

顔認証・指紋認証がうまく動かないときの対処法

設定したのにサインインできない、項目が選べないといった場合は、次の方法を順番に試してみてください。

  • パソコンを再起動する:一時的な不具合であれば、再起動で解消することがあります。
  • Windows Updateを確認する:「設定」→「Windows Update」で更新プログラムを適用すると、カメラや指紋リーダーのドライバーが更新される場合があります。
  • デバイスマネージャーで機器の状態を確認する:スタートボタンを右クリックして「デバイスマネージャー」を開き、「カメラ」や「生体認証デバイス」に警告マークが出ていないかを確認します。
  • 外付け機器の接続を見直す:USB接続の機器を使っている場合は、別のUSBポートに差し替えてみます。
  • 登録をやり直す:削除してから登録し直すと、認識が安定することがあります。
  • メーカーのサポート情報を確認する:内蔵機器の場合は、パソコンメーカーが提供するドライバーや設定ツールが用意されていることがあります。

まとめ

Windows 11のWindows Helloを使うと、顔認証や指紋認証でパスワードを入力せずにサインインできます。設定は「設定」→「アカウント」→「サインインオプション」から行い、顔認証には対応した赤外線カメラ、指紋認証には指紋リーダーが必要です。
顔認証はメガネの有無など普段の状態に合わせて精度を高め、指紋認証は複数の指を登録しておくと使い勝手が良くなります。また、認識できないときに備えてPINを確実に管理しておくことが大切です。
毎日のサインインを手軽にしつつ安全性も保てる機能なので、対応機器があるパソコンでは設定しておくと便利です。